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- キッチンスタッフとして働くには?仕事内容や給料まで紹介!
職業詳細
さまざまな調理場で料理を作るキッチンスタッフは、仕事そのものがお店の評価につながるため、
大きなやりがいを感じられる職業です。
キッチンスタッフとして働きたい場合、どのようにして目指せばよいのでしょうか?
そこで今回の記事では、キッチンスタッフについて徹底的に解説します。
具体的な仕事内容をはじめ、年収や時給、求められるスキルやキャリアアップの可能性などをわかりやすくご紹介します。
キッチンスタッフとは
キッチンスタッフとは、調理に関する業務を担当する仕事です。
勤務先は、料理を提供するレストランやカフェ、ホテル・旅館や居酒屋・定食屋、
ファストフード店や弁当屋、学校や病院の食堂など、
多岐にわたります。
働くお店の種類や経営方針、本人のスキルなどによって、受け持つ業務が異なる点もキッチンスタッフの特徴です。
キッチンスタッフの仕事内容
キッチンスタッフの仕事は、大きく3つのポジションに分類されます。
それが「調理師」「調理補助」「洗い場」です。ここでは、それぞれの業務内容をご紹介します。
調理スタッフ
調理スタッフとは、オーダーされた料理を適切な調理法によって作るポジションです。
調理に関する知識や技術が必要とされ、食品の栄養・衛生、食中毒といった安全面の管理も担う重要なポジションです。
また、食材の仕入れ、仕込み、メニューの改善や考案なども調理師の役割の一つです。
調理師を名乗って調理業務をおこなう場合、調理師免許の取得が必要です。
調理補助
調理補助とは、調理師の業務をサポートするポジションです。
おもに、見習の調理師やアルバイト・パートが担当し、調理師の指示に従い、
料理の仕込み、使用する調理器具・食器の準備、簡単な盛り付けなどをおこないます。
また、調理場や調理器具などの整理・整頓・清掃、食材や備品の在庫管理などを調理補助が受け持つことも珍しくありません。
キッチンスタッフの年収・給料・時給
キッチンスタッフの年収・給料・時給は、雇用形態や個々のスキルなどによって大きく異なります。
雇用形態が正社員の場合、平均年収が380万円程度と言われています。
初任給の相場は20万円ほどになっているようです。
勤務先の規模やキャリア次第では、年収が500万円を超える場合もあります。
雇用形態がアルバイトやパートの場合、平均時給は990円程度ですが、
経験やポストなどによって時給1,300円を超えるケースもあるようです。
雇用形態が派遣社員の場合、平均時給は1,200円程度と言われています。
キッチンスタッフのやりがい
キッチンスタッフがやりがいを感じるときは、
顧客の「おいしい」という料理に対する評価の声を耳にした瞬間でしょう。
調理を担当しているからこそ、顧客の喜びは、キッチンスタッフの喜びともいえます。
また、ランチやディナーの混雑時、優先順位を瞬時に判断し、オーダーされた数多くの料理を効率よく作れたときも、
大きなやりがいを感じるようです。
人スタッフの場合、料理長や先輩のスタッフに仕事ぶりを褒められたときに仕事の手応えを感じられます。
キッチンとホールのやりがいの違いとは
飲食を提供する仕事の場合、多くのお店は、
調理を担当するキッチンスタッフと接客を担当するホールスタッフとに分業されます。
ホールスタッフは、来店した顧客を席に通し、オーダーを取って料理を配膳するなど、
顧客とのコミュニケーションを図ることが仕事です。
ポジション柄、自分の仕事ぶりを顧客から直接評価されるため、
やりがいや喜びをダイレクトに感じやすい職業といえるでしょう。
一方のキッチンスタッフは、顧客から直接評価される機会が多くはありません。
顧客とのコミュニケーションの有無によって、やりがいの感じ方も変わってくるようです。
キッチンスタッフに求められるもの
キッチンスタッフは、顧客にオーダーされた料理を素早く完成させなければなりません。
そのため、調理の効率を上げる段取りのよさが求められます。
ランチタイムなどのピーク時は、種類が違う数多くの料理を同時に作り進めていくため、
臨機応変な対応力が必要です。
また、高い衛生管理能力もキッチンスタッフに欠かせないスキルです。
衛生意識が低い状態で仕事をすると、異物混入・食中毒・感染症の原因となる可能性もあります。
そうなった場合、お店の信用を失うことになってしまうため、
キッチンスタッフを目指すのであれば、衛生管理能力を備えておいたほうがいいでしょう。
キッチンスタッフのキャリアアップの可能性
キッチンスタッフは、キャリアアップが見込める職業です。
たとえば「見習いから正式な調理師になる」「店舗のメニュー開発を任せられる」「調理場のリーダーや料理長へ昇格する」
といった可能性が挙げられます。
しかし、キャリアアップのためには、調理に関する高い知識や技術の習得、
もしくは、一定の現場経験が必要になるようです。勤務先の経営方針や取り扱う料理の種類などにもよりますが、
4年ほどの修業期間を経ることが一般的と言われています。
将来的には、大手飲食企業や海外有名店への転職、独立して自分の店を持つ飲食店経営者を目指すことも可能です。
未経験から挑戦することはできる?
キッチンスタッフを目指す場合、特別な資格や経験などは必要ありません。
調理未経験でも挑戦できる職場が多く見られます。
未経験者でも、洗い場や調理補助から仕事をはじめれば知識や技術を習得できるからです。
未経験からキッチンスタッフに応募する際は、
募集項目が「未経験者可」や「経験不問」となっていることをチェックしましょう。
お店の評価を左右する重要な仕事がキッチンスタッフです
キッチンスタッフは、調理に携わる職業です。
勤務先の規模や営業スタイル、混雑状況次第では、調理師・調理補助・洗い場など、すべての役割を担うこともあります。
料理の腕を極めることで、将来自分の店を持つことも夢ではありません。
本格的にキッチンスタッフを目指すのであれば、専門学校で学ぶことをおすすめします。
カフェで働きながらキッチンスタッフになるための必要な知識を身につけようと考える方もいるかもしれません。
しかし、働きながら身につくことはその店舗独自のオペレーションやレシピであることも多く、
他の飲食店で必ずしも応用がきく知識というわけではありません。
その点、専門学校では座学や実習を通じて汎用的なスキルや体系的な知識を学ぶため、
就職後も長く使えるというメリットがあります。
また、同じ夢や目標を持った仲間たちと切磋琢磨しながら技術や知識を身につけられるため、
人間的な成長やかけがえのない人脈を得ることもできるでしょう。
キッチンスタッフを目指すならこのコース
キッチンスタッフを目指すなら、レコールバンタンの以下のコースをおすすめします。
どのようなキッチンスタッフを目標としているのか、
自分のなりたい将来像を考慮し、最適なコースを選ぶようにしましょう。
・鳥羽周作オーナーシェフ監修調理&フードブランドプロデュース学部