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- ショコラティエになるには?仕事内容や資格、どんな人に ...
職業詳細
ショコラティエとは?
「ショコラティエ」とは、洋菓子のなかでもチョコレートを専門に扱う菓子職人のことをいいます。
フランスやベルギーなどチョコレート菓子の本場では、ショコラティエに長い歴史があり、高貴な職業です。
ショコラティエは、チョコレートの知識、チョコレートの原料となるカカオの知識、
扱い方、繊細な温度管理や創作など、技術や経験がものをいいます。
ショコラティエとパティシエの違いとは?
ショコラティエとパティシエの違いは、お菓子の専門性です。
ショコラティエは、チョコレートを使った洋菓子を専門に扱うのに対し、
パティシエは、洋菓子全般を扱います。
そのため、パティシエでもチョコレートを扱うこともあります。
ショコラティエの仕事内容は?
ショコラティエは、前述したとおり、チョコレートを扱うお菓子を作る職人です。
チョコレートだけでなく、チョコレート菓子に関連するもの全般を作ります。
たとえば、スポンジケーキやパイなど、ケーキの土台となる生地や、
デコレーションなど、チョコレート菓子の製作をトータルで行います。
また、チョコレート菓子の商品企画、レシピ開発、材料の選定(カカオの選定など)も行います。
ショコラティエの一日のスケジュールは?
ショコラティエは、勤務先によってスケジュールが異なります。
ここでは、オーナー・ショコラティエの場合の一日のスケジュールをご紹介します。
8:00 出勤、前日に作っておいたガナッシュの仕上げ
9:00 店舗の清掃、開店準備
10:00 開店
13:00 昼食
14:00 テンパリング作業
16:00 コーディング作業
17:00 日持ちする商品の仕込み作業・商品の箱詰め作業
18:00 翌日の仕込み作業
19:00 閉店、片付け、清掃
20:00 退勤
ショコラティエの年収や給料は?
勤務するお店や人によって異なるショコラティエの年収や給料。初任給、年収、給料を見てみましょう。
ショコラティエの初任給は?
ショコラティエの初任給の相場は、15万円〜18万円ほどといわれています。
この額は、ほかの職業にくらべて、やや低めの水準です。
「ショコラティエ」になるという強い志がなければ、続けていくことは難しいでしょう。
ただし、ショコラティエとしての技術がともない、成長していけば、給料もアップしていきます。
ショコラティエの勤務先別の給料・年収の違い
ショコラティエは、勤務先によって給料・年収が異なります。それぞれの給料・年収をご紹介します。
●チョコレート専門店のショコラティエの場合
月給20万円〜30万円、年収240万円〜480万円程度
●パティスリーなどの店長・店長候補として働くショコラティエの場合
月給28万円〜35万円、年収400万円〜500万円程度
●食品メーカーのショコラティエの場合
月給20万円〜30万円、年収は240万円〜480万円程度
●個人経営のショコラティエの場合
人気店や複数のお店を経営していると、年収1,000万円を超える人もいます。
ショコラティエになるにはどうしたら良いの?
パティシエになるには、大きく分けて2つのルートがあります。それぞれのルートをご紹介します。
専門学校
1つ目のルートは、専門学校で学び、卒業後にショコラトリーやパティスリーなどへ就職することです。
専門学校なら、洋菓子の基本知識や技術、食品衛生学などを学ぶことができます。
これらのスキルを身につけたほうが就職に有利で、ショコラティエになりやすいでしょう。
店舗見習い
もう1つは、ショコラトリーやパティスリーなどに見習いとして就職する方法です。
最初は雑用などからスタートするケースが多いですが、
見習いとして修行を重ね、技術を習得していくことで、ショコラティエになれることもあります。
ショコラティエに必要な資格は?
ショコラティエに必要な資格はありません。
ですが、お菓子に関する国家資格を取得しておくことで、ショコラティエとしての知識や技術を証明できます。
製菓衛生士
「製菓衛生士」は、製菓衛生師法により定められた国家資格です。
受験資格は、2年以上の実務経験がある人、または1年以上製菓専門学校に通い、
必要な知識および技能を修得した人です。
試験内容は、衛生法、食品学、栄養学などの筆記試験と、製菓理論及び実技が行われます。
菓子製造技能士
菓子製造技能士も国家資格です。1級は上級者向け、2級は中級者向けとランクが分かれています。
受験資格は、1級が実務経験7年以上、2級が2年以上または製菓専門学校を卒業した人です。
また、2級に合格していれば、合格後、実務経験2年で1級にチャレンジできます。
試験内容は、洋菓子と和菓子で異なっており、学科と実技試験があります。
どんな人がショコラティエに向いているの?
ショコラティエに向いている人の特徴をチェックしましょう。
お菓子好きな人
ショコラティエは、毎日チョコレートやお菓子と向き合う仕事です。
試食することもあるため、チョコレートやお菓子が嫌いな人にはショコラティエには不向きといえます。
チョコレートに愛情をもち、情熱を注げる人、お菓子が好きな人は、ショコラティエにぴったりです。
几帳面な人
ショコラティエであれば、安定したおいしさ、
いつでも同じおいしさのチョコレート菓子をお客さまに提供しなければなりません。
チョコレートは、その日の気温や天気、作業工程、カカオの品質などによって、風味が変わってしまうほど繊細です。
細かい調整が必要となるため、几帳面な人のほうが向いています。
研究熱心な人
チョコレートは、繊細な食べ物です。カカオの質や配分、他の材料との組み合わせ、
温度管理などによって味わいが変わってきます。
いかにチョコレートの可能性を引き出すかが、ショコラティエの腕の見せどころです。
常識にとらわれないアイデア、どうすればチョコレートのよさ、
可能性を見いだせるかといった研究に余念がない人がショコラティエに向いているといえるでしょう。
ショコラティエの仕事のやりがい
ショコラティエの仕事は、お客さまにおいしいチョコレート菓子を提供することです。
そのため、食べた人に「おいしい」と言ってもらえたときに、喜びを感じるのではないでしょうか。
また、自分自身のショコラトリーをもったり、バレンタインデーなどで売り上げがアップしたり、
食品業界やメーカーとのコラボ商品、プロデュース商品などを出せるようになることも、やりがいとなるでしょう。
ショコラティエの仕事の大変なこと
ショコラティエの仕事で、大変なことは主に3つあります。
1つは、修行期間が長いことです。
一人前のショコラティエになるには、数年から数十年はかかるでしょう。
2つ目は、待遇が厳しいことが挙げられます。
ショコラティエの初任給は、一般的な大卒の初任給よりも低い水準が一般的です。
3つ目は、タフさが必要なことです。
ショコラティエの仕事は、意外にも力仕事が多く、また、1日中立ちっぱなしです。
そのため、体力がなければ、続けることが難しいでしょう。
ショコラティエの求人や将来性は?
パティシエのおもな就職先には、
・ショコラトリー
・パティスリー
・レストラン
・ホテル
・カフェ
・お菓子メーカー
などがあり、今後はショコラティエの需要が増え、活躍の場も増えると考えられます。
近年、海外ではショコラティエの名前がブランド化したチョコレート専門店が増えてきています。
日本では、チョコレート専門店が少ない状況ではありますが、増えていくことが予想されます。
また、ショコラティエとしての実力をつければ、
フランスやベルギーといった海外のチョコレート専門店に活躍の場を広げることも可能です。
本格的にショコラティエを学びたいなら専門学校がおすすめ
ショコラティエになるには、洋菓子の専門知識はもちろんのこと、
チョコレートに関する知識や技術を習得する必要があります。
そのため、パティシエの専門コースやショコラティエの専門コースがある専門学校で学ぶのがおすすめです。
「レコールバンタン」なら、ショコラティエになるための技術、ノウハウがしっかり学べます。
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チョコレート菓子専門の菓子職人「ショコラティエ」は、チョコレートの可能性をお菓子で表現し、伝える仕事です。
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