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2017.07.21東京
授業/特別講師/講演会
ボヌール校舎に入ると、コーヒーのいい香りがふわり。
今日はカフェプロフェッショナル本科の学生が販売実習を行っています。
店名は「ALAT Coffee」。エチオピアの豆を4つの抽出方法で提供します。
・エアロプレス
・ドリップ
・サイフォン
・エスプレッソマシーン
それぞれの担当の学生に抽出のポイントを聞いてみました。
エアロプレス担当の佐藤くんは「エアロプレスは豆の旨さとフレーバーを感じやすい味に仕上がります。
温度によって味が変わるので温度調節がポイントです」とのこと。その言葉通り、温度計を見ながらしっかりチェック。
ドリップ担当は新福くん。「一番飲みなれているのがドリップ。豆の特徴が出やすく濃さなどお客様のお好みに合わせられるます。
抽出時間の微妙な差で苦味が出てしまうので気を付けています」
サイフォンは長谷部さんと真部くんが担当。
「サイフォンは高温抽出だから香りが華やかで味わいはさっぱり。コーヒーの粉とお湯の量のバランスが大切です」。
エスプレッソマシーンでは伊野くんがコーヒーを抽出中。
「粉が1g違うだけで味が変わってしまうので、量を決めるのに苦労しました。今日はお客さまに安定した味で出せるよう頑張ります!」
店長の山田くんにも今日の意気込みを聞いてみました。
「コーヒーの味のクオリティはもちろんですが、備品もロスがないように早めに動きました。今日の売上目標は70~80杯!
4つの抽出方法を飲み比べるセットがあるので、お客さまに試していただけるよう接客します」
この日はかなりの暑さ。
そこで呼び込みの安部くんが考えたのは「冷たいコーヒーいかがですか!」の言葉。
そうするとお客さんが次々と入ってきました。
嬉しいけれど、カフェプロフェッショナル本科として飲み比べも試してほしいところ。
そこでレジとオーダーをとる担当の江本さんは「飲み比べもオススメですよ。味が全く違います」とお客さまにアピール。
そうすると「抽出方法が違うなんておもしろいね」と興味を持ってくれる方も。
実際に飲んでいただいたお客さまからは「味が違うのははっきりわかる」
「コーヒーが好きなのでフラッと訪れたけど、家で淹れるより美味しいです」と大好評。
「私はサイフォンが好き」「僕はドリップの香りがいい」とそれぞれ好みが別れるようです。
そんなお客さまの姿を見て「コーヒーのお味はいかがでしたか?」と積極的に声をかける学生も。
飲む比べをした後にテイクアウトしてくれるお客さまや、
学生が考えたカップのデザインを「カワイイ!」と言ってSNSにアップしてくれたお客さまもいました。
それぞれの学生が工夫をこらして店舗を運営した「ALAT Coffee」。
味だけでなく、お客さまが喜ぶ仕掛けづくりや接客も学べたようです。