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- 直伝授業☆ダロワイヨ・中野シェフから習う「オペラ」【 ...
2013.02.23
授業/特別講師/講演会
ダロワイヨのシェフパティシエである中野賢太氏が
レコールバンタンに来校
そんな中野シェフの経歴はというと・・・
都内洋菓子店勤務を経て渡仏。
その後、「ホテル・プラザアテネ」、「オリヴィエ・バジャール」、
「クリスチャン・カンプリーニ」等5軒で修業しました。
滞在中はコンクールにも参加し、シャルル・プルースト杯総合2位、
コンクール・アンティーブ飴細工部門優勝するという実力の持ち主!
5年半の滞在からの帰国後、
ダロワイヨ・ジャポン パティスリー・シェフに就任されたのだそうです。
今回は、フランスを代表する有名なお菓子である
「オペラ」を直伝してくださいました!
実は「オペラ」を生み出したのは「ダロワイヨ」。
まさに伝統の技と味を今回は教えていただける
すばらしい機会です
パリにある「オペラ座」をイメージした
優雅で豪華な雰囲気の「オペラ」は、
コーヒー風味のバタークリーム、ガナッシュ、チョコレート、グラッサージュと
7層からなるケーキ。
「美しく積み重ねられた断面、そして一番上のグラッサージュの光沢 。
この2つがオペラのデコレーションのすべてです。
パーツは特に複雑ではないので、基本の技術が試されます」と中野シェフ。
1つ1つの作業を、シェフのデモンストレーションとともに
進めていく学生たち。
機械を使わずに手でクリームを泡立てたり、型を使わずに成形したりと
手作業にこだわったやり方に少し苦労しながらも
だんだんとオペラらしい形ができてきました
そしてポイントとなるグラッサージュへ。
慎重に塗る面とグラッサージュの温度をはかりながら
さっと塗り付けていきます。
シェフはパレットナイフを1往復させるだけで、美しい仕上がりですが
学生たちにはちょっと難しいようで、ちょっぴり回数多めに。。。
ですが、とてもキレイです。
そのあとは、断面を美しく見せるように
慎重にカットして、上に金箔付きのチョコレートを飾ったら完成
シェフの作ったオペラの美しさに、学生たちからは
「美しい~」「まさにオペラ!」と感嘆の声があがっていました
「ナイフを温めて、上のグラッサージュをとかしながら。
とけたところで押すようにして、切っていきましょう。
とけるのを待たずに、無理に切ってしまうと割れてしまうから」
シェフのアドバイスを受けて、学生たちもカットに挑戦。
とっても真剣な面持ちです
ナイフを持つ手がふるえている子もいて
見ているだけでも緊張が伝わってきます
こうして苦心の末、完成したオペラ。
みんながんばってやりとげた満足感が現れた
いい顔をしていました