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2014.05.27東京
コンテスト
「ジャパン・ベルコラーデ・アワード2014」は、ベルギーのメーカーが主催するコンテスト。
チョコレートのおいしさや芸術性を競う、有名コンテストです。
なんと「ジャパン・ベルコラーデ・アワード2014」の予選を通過し、このコンテストのファイナリストにレコールバンタンの卒業生の向井聡美さんが選出されました!
練習風景をのぞいてみると…
本番と同じタイムトライアルに挑戦していました。
「全体のテーマがFuture(未来)なので、ピエスモンテは時空の中に宇宙船が入っていく様子をイメージしました」
と、レコールバンタン卒業生の向井聡美さん。
提出するのは、ボンボンショコラ2種類と、ピエスモンテ。
ピエスモンテとは、菓子を高く積み上げて作るディスプレイ用の装飾菓子のこと。
これらを、4時間以内で仕上げなくてはなりません。
ピエスモンテのパーツは、独特な曲線があるものばかり。
こうしたチョコレートのパーツを作るために、「型」そのものから手作りしているんです!
「大会では、味、見た目、作業性が審査されます。世界大会で戦っているシェフたちは、作業性も厳しくチェックしています。机の上にはいらない物を置かず、作業台もキレイにするよう心がけているんですよ。細かなことも意識して、ポイントを積み上げていきたいですね」と語る向井さん。
そして、大会当日。
制作を終えて、ファイナリストたちが集まった緊張感あふれる表彰式の会場をレポートします!
会場は、浦和ロイヤルパインズホテル。
中に入ると高級なベルギーチョコレートの芳醇な香り。
向井さんのピエスモンテがこちら!
今回の大会のテーマが「Future(未来)」ということで、宇宙のタイムトンネルを抜けていくロケットをイメージ。
タイトルは「Voyage a l'avenir ~時を越えて~」です。
青が印象的な作品に仕上がっています!
さあ、表彰式が始まりました★
この大会の主催であるピュラトスジャパン株式会社の代表取締役社長ジャン・ピエール・ベルナルディノ氏の挨拶から始まり、国内外のコンテストで受賞経験のある7人の審査員の方が次々と登壇。
ファイナリストのみなさんの緊張感も高まっている様子です!
その後は、ファイナリストたちのプレゼンテーションです!
今回の審査は2種類のボンボンショコラと
チョコレート・ピエスモンテで行われました。
なお、ボンボンショコラは、素材の組み合わせにルールがあり、その上で、自分の創意工夫を加えることになっていました。
ちなみにこの組み合わせは「フードペアリング」といって、
チョコレートの美味しさを引き出すために、
ベルコラーデの生み出した、とっておきの組み合わせなんだそうです。
向井さんもプレゼンテーションを開始。
「赤いボンボンショコラは、
『レ・コレクシオン・ベネズエラ』(チョコレートの名前)の
特徴的な甘みに、酸味のある『ゆず』を合わせてガナッシュにし、
そこに『レ・コレクシオン・ベネズエラ』と相性のいい
『フランボワーズ』をコンフィチュール(ジャムのこと)にして
合わせて、まとまりのある味に仕上げました」
と向井さん。
その繊細な仕上がりは目を引きました。
さてファイナリストの中から、見事優勝に輝いたのは、
未来のロボットパティシエを表現した作品でした。
作品の独創性や技術はもちろん、味の良さも評価され、
総合点による優勝でした。
表彰式の後は、レセプションパーティです。
ファイナリスト同士や、審査員との交流が行われました。
お食事も美味しそうです!
向井さんの晴れ姿を見に、OBもやってきてくれました!
また、審査員の方も次々とやってきて、向井さんにアドバイス。
向井さんに寄せる期待の高さを伺えました!
「来年もこのコンテストに参加したい」
と意気込みを見せる向井さん。
さらなる躍進を私たちも信じています!