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2015.11.25東京
イベントデビュープロジェクトコンテスト
世の中に、スイーツの可能性を発信していくイベント
「Sweets Live Collection(スイーツライブコレクション)」
今年は「outstanding universal value〜スイーツ×世界遺産〜」をテーマに、
六本木ヒルズカフェで開催されました。
ゲストを迎えるのは、6種類の色あざやかなケーキ。
「スイーツ×世界遺産」をテーマに、学内専攻を勝ち抜いた6作品です
また、鍋田講師によるピエスモンテ作品「IKEBANA アンコールワット 壮大 by nature」、
planticaのフラワーアートが、ゲストを魅了します
まずは、スイーツライブコレクション第一部をお届けします
今年で8年目を迎える
「Next Patissier Contest(ネクストパティシエコンテスト)」
審査員には……
アンヴデット 森 大祐シェフ
ダロワイヨジャポン 中野 賢太シェフ
エクラデジュール 中山 洋平シェフ
オクシタニアル 中山 和大シェフ
甘党男子 ヒキノ トオルさん
日仏商事株式会社 上村 究さん
パティスリー&カフェ デリーモ 江口 和明シェフ
東急百貨店渋谷ヒカリエShinQs営業統括部 薮崎 崇さん
をお招きしました
今回は「世界に千以上ある世界遺産からオマージュを得て、フランス菓子を作る」というもの。
グランプリに選ばれた学生たちは、渋谷ヒカリエShinQsで、
オリジナルスイーツを販売する権利を獲得することができるとあって、
学生たちにも気合いが入ります
学生たちのプレゼンテーションをダイジェストでお伝えします。
まずは、レコールバンタン東京校パティシエ専攻 桑原 沙侑さん。
審査員には、プチガトー(フィンガーサイズのケーキ)も提供します。
まず、オリジナルサウンドに合わせて、砂糖で流線を描き、
中国の丹霞地形を表現するパフォーマンスを披露。
「私は、丹霞地形にオマージュを得て、スイーツを作りました。
私は人工的な建造物よりも、自然が生み出す美しさに惹かれたので、この遺産を選びました。
それでは、ケーキの構成を説明します。
生地の上に、ジャスミンの風味をつけたガナッシュ、アプリコットムースとアプリコットジュレを使用し、
ジャスミンの香りをつけたシャンティキャラメルでコーティング、メレンゲでデコレーションしています」
続いては、レコールバンタン大阪校パティシエ専攻 唄 あかりさん。
パフォーマンスタイムでは、プレートの上に、ソースをあしらい、桜の花びらを散らしました。
「私のスイーツは、富士山にオマージュを得たムースショコラです。
日本の食材を使って、フランス菓子を作りたかったので、縁起がいい赤富士を選びました。
食べた人が幸せになって欲しいという想いを込めています。ビスキュイの上に、苦めのチョコレート生クリーム、
さらに、半球のフランボワーズコンフィチュールには日本酒をきかせ、その中にグロゼイユ(赤すぐり)のジュレを入れ、
全体をユズとホワイトチョコレートのムースでおおいました。ムースを山の形にして、赤いピストレをかけています」
レコールバンタン東京校 高等部パティシエ専攻 望月 奈生さんは、
白亜の塔をふたつ建てて……プレゼンテーションスタート!
「私はインドのタージマハルからオマージュを得て、MuMuと名付けたケーキを考案しました。
なぜタージマハルを選んだかというと皇帝が亡くなった王妃のために作った、
可愛らしい建物の形を表現したいと思ったからです」
ムースにはチャイティーを、底生地にはシナモンを使うなど、味でもインドらしさを表現。
また、センターに甘酸っぱいイチゴのクレームとジュレを2層に入れ、皇帝と王妃の愛情を表現しました。
「私が選んだのは富岡製糸場です。選んだ理由は、群馬県出身でなじみがあるからです。
ケーキには、フランス語でまゆという意味のcoconと名づけました。
ほうじ茶のサブレ、ほうじ茶のショコンド、ほうじ茶のムースに、フランボワーズのジュレをのせ、
この層をショコラブランのムースが囲む構成になっています」
と、プレゼンしたのは、木骨煉瓦造り、という建築法からスイーツを発想したという
レコールバンタン東京校パティシエ総合科 冨成 都姫さん。
ショコラブランで造った「まゆ」も印象的です。
レコールバンタン大阪校パティシエ総合科 芝 恵里さん
「私が選んだのは故郷にある熊野古道です。そこは豊かな木々があふれ、
とても静かな場所で、旅人たちによって巡られてきました。
認知度が低いので、色々な人に知って欲しいと思いました」
コーヒーダモンドの中に、マルセラ酒でつけこんだイチジクが埋め込まれています。
その上にピスタチオのシブースト。また、審査員に提供されたガトーでは、
雨の雫や霧など、熊野古道の神秘的な雰囲気も演出しました。
最後は、レコールバンタン東京校高等部パティシエ専攻 柴田 真実さん。
「パリ研修に行った時に、ノートルダム大聖堂を見ました。
建築や重厚な雰囲気を感じをスイーツにしたいと思いました。
最もこだわったのは、センターのフランボワーズにローズの香りづけをしたことです。
バムースの上にローズのジュレをのせ、ショコラのワールのムースで囲んでいます」
また、バラの花を飾りにも活用。
なんでも、ノートルダムとは、聖母マリアのことを意味するそうで、
聖母マリアを象徴するバラをふんだんに使ったのが特徴です。
果たして、栄光を手にするのは……
第二部に続きます