- 製菓・カフェ・調理専門の学校【レコールバンタン】/
- トピックス/
- 学校ブログ/
- 『2018年バリスタグランプリ』優勝は誰の手に?熱戦 ...
2018.07.02東京
コンテスト
『Tokyo Cafe Show 2018 -第6回カフェ・喫茶ショー-』東京ビックサイト・イベントステージより、
全国から選ばれた18名のバリスタがNo.1を競う、『バリスタグランプリ2018』。
はたして、2日間にわたって繰り広げられたこの戦いで、頂点に立ったのは誰なのか?
グランプリ出場メンバーの選抜シートには、たくさんのレコールバンタン卒業生の面々が!
1・2・3・・・と数えてみると、18名のうち8名が卒業生で、さらに1人はレコールバンタンの在校生です!
初日の第1回戦は【エスプレッソ&カプチーノ】をお題に競技が開催され、
それを勝ち抜いた8名が、本日の準々決勝に挑みます。
司会の女性と共に進行を務めるのは、日本が誇るバリスタの第一人者である横山 千尋さん。
世界を舞台に活躍する横山さんは、“バリスタとは!?”という日本におけるバリスタの現状や、これからのバリスタに必要とされることなどを熱く語られていました。
軽快なトークで非常にテンポよく進行されていて、会場を飽きさせることがありません。
会場の席は埋め尽くされ、立ち見が出るほどの盛り上がりの中、2人1組によるトーナメント方式で競技は進み、
とうとう最後の決勝戦にまで勝ち進んだファイナリスト2名をご紹介します。
まず一人目は、羽鳥 裕二さん(バリスタ歴3年6カ月)
そして二人目はが松本 卓巴さん(バリスタ歴6年1カ月)
お2人ともレコールバンタンの卒業生という、運命の対決です!!
競技の方法は...
■数種類のドリンクの中から審査員がその場で指定
■オーダーされた商品を2杯ずつ提供
オーダー回数は4回で合計8杯提供
■準備5分・競技5分
■味・手際のよさ・見た目・バランス・シェイカーの振り方・使用方法・パフォーマンス性
厳正な審査員の目を楽しませ、舌を唸らせるのは、一体どちらなのか?いよいよスタートです!
軽快なリズムのBGMが流れる会場で、最初のオーダーが入りました。
カプチーノのデザインと、アイスカフェラテのミルクのフォルムの注文です。
「うさぎのデザインで。ミルクは脂肪分控えめに。」
「僕はくま。脂肪分なしでお願いします。」
こうしたオーダーを受ける競技スタイルは、いわば店舗実践型ですね。
日ごろの仕事ぶりがこの場でしっかり生かせるかどうかに、勝敗がかかっているのかもしれません。
2人とも、BGMの流れにのるようにテキパキとオーダー品を作っています。
バックスクリーンには制作過程がクローズアップして映し出され、2人の手元の細かい動きも垣間見ることができます。
バースプーンの動きが綺麗ですね~。なかなか通常のバリスタではこの動きを勉強するチャンスは少ないそうですが、
やはりトップ2人ともなれば見せ方も美しく、一流の手捌きです。
さすがレコールバンタン卒業生!
審査には味や香りはもちろんのこと、動きの見せ方や、笑顔であるかどうか、立ち姿・うしろ姿までチェックするとのこと。
そんなにチェックされたら、見ているこっちも緊張しますねぇ・・・
会場の客席には、携帯でムービーを撮る人の姿もチラホラ。
おっと!やはり緊迫していたのでしょうか?羽鳥さんが、手元のドリンクをちょっとだけこぼしてしまうというハプニング。
一方、松本さんは先にドリンクを完成させ、コメントを述べて審査員にサービングするなど、終始落ち着いているように見えました。
スクリーンに映し出されたカウントダウンタイマーが、刻々と残りの秒数を映し出しています。
タイムアップ寸前、本当にギリギリのところで、羽鳥さんのドリンクが完成!良かった!間に合った!!!
いやードキドキしました~~~
今回の出場者は全員がハイレベルだったと、審査員たちが総評を述べました。
審査員のひとり、俳優で、最近は料理研究家や通販コンサルタントとして活躍されている保阪 尚希さんにマイクが渡ります。
保阪さん 「この数年審査に加わっていますが、毎年レベルが上がっていくのと、審査の基準も高くなっていくので、
バリスタの皆さんは本当に大変だったと思いますが、毎年美味しいコーヒーが飲めて、とても楽しませてもらっています。
今日は大会なので順位が決まりますが、それぞれ個性があって素晴らしいバリスタの方たちなので、もし皆さまのお近くにお店があれば、その一杯を楽しんでください」
審査員の挨拶と、しばしの審議を終えて、いよいよバリスタグランプリ優勝者が発表されます!
『バリスタグランプリ2018』の優勝は...
松本 卓巴さんでした。おめでとうございます!!!
表彰式では10万円の賞金と、カシオ計算機やサントリースピリッツ、アシックスなど数々のスポンサーからの贈呈品、
優勝トロフィー、そして勝者の証の刺繍が施されたタブリエなどが贈られました。
では、さっそく優勝インタビューをしてみましょう!
―――おめでとうございます。とても落ち着いた様子でしたが、実際いかがでしたか?
松本さん 「いや全然!すごく緊張してましたよ。でも、最後の勝負は店舗のようにオーダーが飛んでくるスタイルだったので、普段通りに落ち着いて作れました。競技というよりも、通常の業務のようにリラックスしてできました」
今回の大会運営にあたっての競技スタイルや審査基準などは、プロのバリスタでレコールバンタンの講師でもある篠崎さんが計画したもの。
篠崎講師いわく、競技者にはいつも通りのサービスをしてほしかったとのことなので、まさしく思惑通りでしたね。
続いて、準優勝インタビューへ。
―――お疲れさまでした!惜しかったですね。来年もまたチャレンジされますか?
羽鳥さん 「いやぁ今回は初出場というのもあって、相当緊張しました。でも全力は出せたかなと思います。
このハイレベルな戦いの中でここまでチャレンジできて本当に良い経験になりましたし、準優勝に残れて本当にありがたいです。あと一歩だったので来年もチャレンジします」
今回の大会を見ていたレコールバンタン在校生のみんなは、本当に素晴らしい先輩方の姿を目にすることができましたね。
来年のバリスタグランプリも、またレコールバンタン生による戦いが見られることを期待しています♪