- 製菓・カフェ・調理専門の学校【レコールバンタン】/
- トピックス/
- 学校ブログ/
- <IKEA TOKYO-BAY様>に最終プレゼンテー ...
2020.01.06東京
授業/特別講師/講演会
IKEA TOKYO-BAY様に、レコールバンタンの学生が社員食堂メニューをプレゼンテーションさせていただくことになりました!
今回は、IKEA TOKYO-BAY様より4名の審査員をお迎えしました。
(向かって右から順に)
IKEA BUSINESS 保坂様
コワーカー委員会代表 武田様
イケアフードマネージャー 矢部様
ストアマネージャー イステル様
◆◆冷菜部門◆◆
<ノルウェーサーモンのハーバルマリネ>
渡邉さん 「ノルウェーサーモンのハーバルマリネになります。ノルウェーサーモンを青紫蘇、白ゴマ、すだちでマリネしています。サーモンはブロックのものを塩漬けにし、重量×0.1の塩でマリネすることで臭みを抜いています。僕はスクールに通いながら現場でも働いているので、特にオペレーションを重視しています。作りやすく、かつ美味しいものをテーマに作りました」
プレゼンの後は、試食タイム!
審査員からは「日本と北欧の味がマッチしている」と大好評!
<フレッシュアーモンドとディルのポテトサラダ>
続いては、3人グループでの提案!
八木さん 「フレッシュアーモンドとディルのポテトサラダはサッパリしたヨーグルトがポイントです。香りも食感もいい一品です」
矢野さん 「こちらは<紫キャベツのコールスロー>です。女性の社員も多いのでマヨネーズではなくビネガーでサッパリ仕上げました。ビネガーには疲労回復効果もあるそうです」
食感の違うキノコを3種類入れた<彩キノコのマリネ>、黄色のトマト、赤タマネギを添えた<スモークサーモンのバルサミコマリネ>も提案。
八木さん 「ソースは、ブルーベリージャムとバルサミコを混ぜただけなのでとても簡単です。作業工程を減らしたソースにしています」
<栄養の王様サラダ>
矢野さん 「カッテージチーズ、キウイフルーツ、サニーレタスを使ったサラダです。キウイは栄養素が高く、手に入りやすいので主役にしました。サラダのドレッシングはビタミン豊富な洋梨ベースです。試食では悲鳴があがるくらいおいしかったです!」と自信をのぞかせます。
言葉通り審査員も一口食べてうなずく方が続出。皆さん、しっかりと味わってくださっています。
続いては、温菜部門のプレゼンテーション。
<ノルウェーサーモンのテリーヌ>
渡邉さん 「サーモンのテリーヌを提案します。パースニックという甘みの強い人参、男爵芋を使っています。テリーヌの調理的強みは凝固剤を一切使っていません。サーモンに脂身があるため、凝固剤であるゼラチンを使わずに仕上げることができています」
<ピッティパンナのオムレツ/ピッティパンナの豆腐クリーム焼き>
南光さん 「スウェーデンの家庭料理である『ピッティパンナ』をアレンジし、オープンオムレツを作りました。オムレツには家庭的なイメージがあり、仕事の合間にほっこりしてもらえるのではないかと思いました。具材を角切りにして炒め、卵とからめて焼くだけなので作りやすいです。二品目は、和の要素を入れたグラタンです。通常のグラタンはバターと小麦粉と牛乳で作るためハイカロリーですが、豆乳と白味噌を使いました。かさ増し要素として豆腐を入れているので、カロリーを抑えながらも満腹感も得られます」
取り分ける時間も「お好みで七味を入れていただいても味がしまります」と、時間を有効に使ってプレゼンします。
審査員からも「味噌がきいていて美味しいです」「七味をつけてもおいしい」と、こちらも大好評!
<サーモンのミルフィーユカツ>
岡田さん 「クリームチーズをサーモンでサンドしてミルフィーユカツにしました。隠し味のディルソースは香りもよくほろ苦さも絶妙です。以前は大きめのパン粉でしたが、食感を良くするためパン粉をより細かくしました」
八木さん 「<白身魚の蒸し焼き風>を提案します。鱈と野菜を使ってオーブンを入れてオレンジパプリカ、トマト、レモンをのせて彩り鮮やかに。先ほどのディルソースをかけてお召し上がりください」
<スパイスティーポーク>
矢野さん 「アッサムティーで豚肉を煮ています。紅茶のタンニンがお肉を柔らかくしてくれる効果があり、材料を鍋に入れて煮るだけです。焼きスコップロールキャベツは、お肉とキャベツを層にするだけなのでとても簡単です。社食としてご提供いただけるときは、切れ目をいれていただけると取りやすいです。コンソメをベースに、黒蜜とバターをつけているので甘みのある優しいお味に仕上がっていると思います」
◆◆ヌードル部門◆◆
<ソイミートボールを使ったロコモコ丼>
齋藤さん 「テーマは、北欧×ヘルシー×サステナビリティです。大豆を使ったソイミートなので動物性たんぱく質を使っていません。ソイミートは乾燥状態で、その都度仕込めるためフードロスが少ないのも特徴です。ロコモコ丼のソースはデミグラースソース缶をベースにブルーベリージャムや醤油バターを入れています」
フィンランドのレシピを参考にした<グリーンピーススープパスタ>は、豆が入っているため腹持ちがよく栄養価も高いのがポイント。
<ソーセージストロガノフパスタ>
梨木さん 「私が提案するのは、ソーセージストロガノフパスタです。家庭料理・ソーセージストロガノフは、トマトと生クリームがベースです。食べ進めるうちに『重い』と感じる人もいるのでトマトの量を多めにし、最後にレモン果汁を加えてサッパリさせました。最後の一口までペロリと食べられるようにアレンジしています」
試作5回という自信作に、審査員からも「オリジナルですよね?完成度が高すぎてビックリ」というフィードバックも!
他に、<サーモンかつ丼>、<鱈のトロみぞれうどん>がエントリー!
◆◆デザート部門◆◆
梨木さんのイケアで販売されているリンゴベリージャムを使ったパンナコッタ、イケアの人気商品・シナモンロールを使ったパンブディングと、チュロスが提案されました!
21品が出揃い審査員も大満足の様子。
またイケアフードマネージャー矢部様からは「素晴らしい提案でした。すべてのメニューを採用したい」というお褒めの言葉をいただきました!!
プレゼンを終えて……
「スウェーデンのレシピを調べることも勉強になりました。作ることだけでなく、どうしたら喜んでもらえるメニューになるのかを考えることも良い経験となりました」と、過程にもやり甲斐を感じられたようです。
頑張って働く人がいる限り、『おいしい社食』のニーズは永久不滅。ぜひ、これからのキャリアに活かしていってくださいね!