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2020.01.27東京
授業/特別講師/講演会フードコーディネーター実践プログラム
今回はレコールバンタンのフードコーディネーターコースの<フードスタイリング>の授業をレポートします!
テーマは『スープとサラダのスタイリング』。
久しぶりのスタイリングのレッスンとあって、みんな気合いが入っています♪
前回の授業ではスタイリングの基本を学んだので今日はその実践。
フードスタイリングは、単におしゃれなお皿や小物を並べるだけではなく、企画のイメージ、料理の方向性や、スタイリングイメージが大切です!
学生はお皿やカトラリー、撮影に使う小道具選びから、彩りや質感を調整しながら盛り付けたり、どんな完成イメージにしたいのか考えたりしながら、それぞれが作った料理を撮影します!
メニューは学生がレシピを考えたスープとサラダ。
スープはチーム制、サラダは一人一製品作ります。
スープは◆ビーツとトマトのスープ、◆ベーコンときのこのクリームスープ、◆豚汁の3班に分かれました。
「ビーツスープは、フードプロフェッサーで泡が出たらきれいにすくって」
「クリームスープは、具材の形が崩れないように煮詰めすぎないこと」
「豚汁は、盛り付けにこりすぎると煮物みたいに見えちゃうから、自然な感じで」
調理中も講師からスタイリングを意識したアドバイスが飛びます。
スープが完成したら、次は撮影タイム。
それぞれ試行錯誤しながら、お皿の位置やカメラの角度を変えながらどんどん撮影します。
◆ベーコンときのこのクリームスープ
ハーブやピンクペッパーなど小道具をいちはやく決めたクリームスープチーム
◆ビーツとトマトのスープ
サワークリームの盛り方で一苦労するビーツスープチーム
◆豚汁
持参したお箸の柄の位置が違うことに気がついて焦る豚汁チーム
スープの次はサラダの調理と撮影。
シンプルなグリーンサラダ、グリルサラダ、前菜風のサラダなど、学生たちの個性が光ります。
講師から学生へ次から次にアドバイスが。
どれも即役に立つアドバイスばかりで、習う側も真剣です。
「アボガド色止めした?」
「早くしないと野菜がしなしなになっちゃうよ」
「メインはどれ?きのこ?ベーコン?主役をはっきりさせて」
「ボリュームのあるサラダを盛るときは、ラップを丸めて底上げしておく」
「撮影で影ができるときは、食材をローテーブルにおいて高い位置から撮る」
「ドレッシングや撮影のアングルを決めて、最後にかけて」
「ドレッシングをかけると照りがでておいしそうに映るよ」
学生たちはスマホでイメージに近い写真を参考にしながら、いろんな角度から撮影。構図や光の入り方を工夫しながらシャッターを押しまくります。
ふだん自分が作った料理を撮影する機会が少ないという学生たちは、最後までカメラとにらめっこしながら、あっという間に2時間が過ぎました。
完成したサラダのスタイリングはこちら!
<講師からのアドバイスのまとめ>
★作品の完成イメージをあらかじめ決めること。ナチュラル/スタイリッシュ/モダンなど、自分が作りたいイメージを固めておくとブレない。
★掲載メディアを想定しながら写真のサイズや構図を決めること。例えば雑誌ならどういう雑誌なのか。表紙なのか中ページなのか、詳細までイメージすることが大事。
★レシピサイトなら食材をはっきり写す、雑誌の表紙なら写真上に文字が入ることを考えて余白を残すなど、媒体ごとに条件が変わることを意識すること。
作った料理をいかに魅力的に見せるか。料理の彩りや盛りつけ、小道具選びや撮影の基本など、フードスタイリングの実践的な内容をしっかりと学べました♪