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2013.01.11
デビュープロジェクト
フードコーディネーター専攻選抜7名が、
本格的な料理写真に挑戦しました
指導してくださるのは、株式会社ヒュー代表取締役であり、
「シズル」ディレクターの大手講師。
「シズル感」とは、広告用語で、食べ物などの新鮮さ、美味しさのこと。
大手講師
「写真のレシピをお教えしましょう。光は、当てる角度によって名前が違うんですよ。
なかでも、料理写真に適しているのは逆光、高いところから当てるトップ光、
斜め45度くらいから当てる半逆光です。」
お家で撮影する場合は、テーブルは部屋の隅に置き、
蛍光灯を消すことが大切なんだとか
「また、特に大切な4つのポイントがあります。
それぞれの食材を引き立たせる①立体感、ハイライトで出す②ツヤ、③彩り。
そして、料理は生き物ですから④時間勝負です。」
また、カメラを斜め上から撮る「斜俯瞰(しゃふかん)」は、
立体感を表現しやすく、真上から撮る「真俯瞰(まふかん)」は、
フレンチのお皿全体を撮る時にピッタリです
特別講義のあとは... いよいよ、お待ちかねの撮影タイム
スープを担当するのは前島さん。
「女子が好きなカボチャスープにしました。
ペースト状にしたものをスタジオに持ってきたので、
今から加熱してのばしていきます」
スープカップの下にひくクロスは、
あずき色、カーキ色、深緑色の3種類でテストシューティング
前島さん
「クラシックで落ち着いたイメージにしたいので、あずき色でお願いいします。」
また、カップの横に置くスプーンも4種類をそえて撮影。
主張しすぎないカトラリー選びも、重要です
本橋さん、明石さん、大澤さんチームは切ったバケットの上に、
エンダイブやベビーリーフで土台をつくり、
りんご、トマト、ベリーをあしらった特製サラダ。
クリスマスのリースを思わせる、季節感たっぷりの作品です
「真俯瞰でお願いします」と、習ったばかりのキーワードをしっかり活用!
サラダの下には、柔らかい風合いの木を敷きつめました。
真上から見ると、本当に壁に掛っているようです
石野さん、二ノ宮さん、萩生さんは、ジェノべーゼパスタを担当。
1番始めに撮ったテストシューティング。
パスタの上にあしらったバジルの葉っぱが光に透けて、驚くほど綺麗な仕上がり。
パスタチームは、最初に素晴らしいカットが出てきてしまったため、
その後、修正に修正を重ねました...
おもむろに筆を取り出した大手講師。
「ゆるめのソースを表面に足して、ツヤ感を出しますね。
時間が経つと、どうしてもパサついてきてしまいます。」
他にも、特製の手鏡で、微妙な光加減を調整したり、
お箸で「麺の流線」を整えたり。
スペシャルな技が次々に飛び出しました
大手講師
「細かい部分にこだわりつつ、全体のバランスを調整することが大事です。
技術は、現場で見て学んで、どんどん自分のモノにしていってください。
料理への愛情を忘れずに、美味しそうな写真を撮ってくださいね」
とエールを送りました
フードコーディネーターを志す学生にとって、
プロフェッショナルの技を学べる最高の機会となりました
株式会社ヒューの皆さま、誠にありがとうございました