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- 原宿の一等地にキッチンカーを出展!卒業修了制作展『V ...
2021.03.29東京
イベント
レコールバンタン生の学びの集大成となるイベント・バンタン卒業修了展 『VANATAN STUDENT FINAL2021』が開催されました
レコールバンタンは、代官山・レーブ校舎、恵比寿・ボヌール校舎、そしてWITH HARAJUKUの合計3会場で開催
今回は、WITH HARAJUKU、恵比寿・ボヌール校舎会場のコンテンツをレポートします
<Teddy's Donuts@WITH HARAJUKU B1>
JR原宿駅から徒歩ですぐ!
話題の商業施設にて、キッチンカー「Teddy's Donuts」をオープンしたのはレコールバンタンオーナー学科!
山田さん「『レトロkawaii。’21 』がコンセプトのカフェです
原宿に集まる客層を考えて、20代の男女に『昭和レトロ』を感じさせる、80年代のレトロ可愛いフード&ドリンクのテイクアウト販売を行っています」
学生たちが、考案したメニューはコチラ!
「クリームソーダ(メロン/レモン/ブルーハワイ)」(500円)
「ドーナツ single(300円)double(500円)」味は、あんバター、チョコクリーム、カスタードの3種で、プラス500円でドリンクセットにも変更可!
山田さん「ドーナツはクマの顔になっています。耳は卵ボーロでできているんですよ」
クマさん型ドーナツの頭の上には、真っ赤なチェリーがちょこんと乗っていて絶妙です!
「コロナ禍で、ベッドタウン、団地やマンションが集まるエリアに気軽に出店できるのがキッチンカーの魅力です
ただし、キッチンカーに参入する業者は増えているので、オリジナリティを出し他店と差別化する必要があります」と、店長・山本さん
キッチンカーでは、テイクアウト「クッキー缶」(EC価格 (大サイズ)1,000円/対面販売価格(小サイズ)500円)も販売!
くまさん型クッキーやメレンゲクッキーに、昭和らしさが漂う「ドレンチェリー」をあしらいレトロ可愛さ
この日のために5,000枚(!)という大量のクッキーを仕込みました。
山本さん「企画を0からプランニングして販売まで、トータルで行うのでとても勉強になります!売れ行きは好調です」
笑顔で接客していた天野さんも
「企画から行うので、アルバイトとは違った『経営感覚』を、学生一人ひとりが持っていると思います!
原価率の計算に始まり、当日の食材、包材の搬入までの流れなど、独立するときの参考になります」と、
出展のメリットを語ります
クラスの仲の良さもあって、忙しくても笑顔を絶やさず動いていましたよ
また、興味を持って看板を読むお客さまには「もうオーダーはされましたか?」と、
積極的にコミュニケーションを取る姿も印象的でした!
B1Fでしたが、人通りの多い1Fに繰り出し、お客さんにお店の存在をアピールしていましたよ
場所を映して、こちらは恵比寿にあるボヌール校舎へ
<@ボヌール校舎>
レコールバンタン パティシエ学科(2Aクラス)の「Patisserie Kadode」は、コロナ対策で商品購入は予約制!
入店時、お客さまの体温を測り、感染症対策を徹底していました
長濱由佳さんは「卒展で今回が最後の販売実習です。クラスメイトと『何を作る?』
『どんんな、お店にする?』と1から考えています!思い出が詰まったお店になりました」と笑顔で教えてくれました☆彡
春の訪れを感じる生菓子や焼き菓子を販売!
ケーキセットは、「モンブラン&桜のオペラ」「柚子タルト&アールグレイショコラ」「ムース・ド・フロマージュ&スパイシー・ミルフィーユ」の3点が楽しめるセット
焼き菓子は、焼き菓子の詰め合わせLサイズ、Sサイズ
「ピスタチオとチョコのベリーヌ&オレンジを使ったティラミスのベリーヌのセット」「ベリーのタルト」「ガトーショコラ」を販売!
<FOOD CREATIVE審査会レポート>
レコールバンタンの全コンテンツは、「FOOD CREATIVE」部門にエントリーしています
各クラスの代表者が、審査員にプレゼンテーションを行います!
また、販売している商品を試食していただき、フィードバックをいただきます
関谷 健一朗様(L'ATELIER de Joël Robuchon 料理長)、
粕谷 哲様(株式会社コーヒーのあるところ 代表取締役、株式会社Philocoffea 代表取締役)をお迎えしました!
コンテンツは、「BUSINESS、CREATIVE、COMMUNICATION」の3軸から評価し、特に秀でた優秀作品を選出します
- 「Patisserie Kadode」(レコールバンタン パティシエ学科/2Aクラス)
「店名には、新しい道に進むという意味があります、レコールバンタンを卒業し、それぞれが新しい道に進むことから名付けました
また、世界的有名パティスリー『ピエール・エルメ・パリ』へ新商品の提案を行いました!
青山本店の、宝石のようなプティ・ガトー(生菓子)の春の新作を提案しました」
<試食にお出ししたのは、「Opéra~fleurs de cerisier~(和名:さくらのオペラ)400円」>
学生「校舎からも近い『中目黒の桜並木』と、オペラ座の客席をイメージしたケーキです
卒展が春に行われることから、桜と、桜に合う抹茶を取り入れています
また、ピエール・エルメ・パリ様とコラボをさせていただくにあたり、『和と洋』の組み合わせを考え、
桜と抹茶のどちらとも相性の良いフランボワーズを組み合わせました
1、3、5層目が抹茶、2、6層目が桜のフレイバー、4、7層目がフランボワーズのジュレとなっています」と、ケーキの構造を説明します
召し上がる前にお皿を持ち、さまざまな角度からケーキを観察する関谷様。「ケーキの層の厚さが違う理由は?」
学生「試作で何種類も試した結果、『このバランスがいちばん美味しい』と、皆の意見が一致しました」
粕谷様「この層のバランスが、どう良いのか教えてください!例えば、違う順番だった時と比べて、どのように違いを感じましたか?」
生徒「フランボワーズのジュレが最初に口に広がるようにしました!また、口に入れた時の全体のバランスを考え、この厚みにさせていただきました」
粕谷様「素人考えで申し訳ないですが、上にジュレがあるなら、
最初にジュレの味を感じるのではないかと思ったんですが……そういうものじゃないのかな?」と、鋭い質問も
(試食をしながら)関谷様「この層って、桜?それともフランボワーズ?どっちですか?」
生徒:「桜です」
関谷様「なるほど。ビジュアル的にもっと桜を強調しても良かったのかな?と思います。
視覚的に赤がくると、やっぱり赤い味がするような気がしてしまいます」と忌憚なき意見を伝えます
終始、緊張感のある審査となりましたが、おふたりのフィードバックは今後のクリエイションへのヒントに満ちていました
3月14日に行われた授賞式「Award Ceremony」では、FOOD CREATIVE部門にエントリーしたコンテンツの中から、最優秀作品が発表されました。
栄誉ある賞が贈られるのは、果たして……?