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2021.05.11東京
授業/特別講師/講演会
立川の人気カフェ『Adam’s awesome PIE』オーナー根津祐太郎講師をお招きし、特別授業を行いました
実は、根津さんはレコールバンタンキャリアカレッジ(社会人コース)のご卒業生!
開業に至った経緯や、現在のビジネスについて知りたい方は、こちらのインタビューも合わせてご覧ください
https://www.lecocare.jp/information/detail/1343.php
根津講師「2016年10月、立川に『Adam’s awesome PIE』を開業し、経営しています!
僕自身もレコールバンタンキャリアカレッジで学び、在学中に『なぜその業界を目指すのか』、
『目標は何か』を明確にする授業を受けました!それが今に繋がっていると思います」
<経歴について>
「大学卒業後、株式会社アニーでPOSレジ販売の仕事をしていました!
その後、3社で、営業やマーケティングを経験し、株式会社根津に入社します!
根津は、60年以上の歴史があり、長野県信州産リンゴを初めて東京の市場に卸した企業です
現在の事業は青果卸と、飲食事業『Adam’s awesome PIE』の経営がメインです!」
<Adam’s awesome PIEについて>
「企業理念は『旬の美味しい素材本来の味を、お客さまへ直接お届けし感動を与える』です
初代代表は、八百屋やリンゴ問屋で、直接お客さまに青果をお届けしていました!
ところが、青果卸に転換すると、お客さまは飲食店や給食調理になり『安いものを大量にください』
というご要望が強くなりました!
『良いものを届けて感動してもらうためには、自分たちで加工し、お届けしたほうが響くのではないか?』と考え、飲食業に参入を決意しました
看板メニューのアップルパイを始め、サラダバー、シカゴピザ、ハンバーガーなども提供しています。
客数は約50席あり、コロナの助成金を活用して、テラス席も充実させました!お店を貸し切ってウエディングの二次会を行うこともあります」
<製菓業界について>
「あるデータによれば、製菓業界の規模は3兆242億円(2020年度データ)です!
2020年は新型コロナウィルスの影響もあり若干の縮小傾向ですが、
約20%近く下げた飲食業界に比べると製菓業界の下げ幅はわずか
これは、製菓が手頃な値段で購入可能なことと、創意工夫をしやすく、
比較的景気の影響を受けづらいことなどがありますまた、巣ごもり客の需要も増加したと考えられます!」
<新型コロナウィルスの影響について>
「既存店にとってコロナは大打撃です。ただし、既存店でも、やり方によって売り上げを伸ばしているお店もあります!
生き残っているお店で、さらに求人を出している企業は体力がある、ということが読み取れると思います」
<製菓業界の魅力は?>
「製菓業界は、商品を提供し、お客さまの反応を直に感じることができます!
また、スキルが身に付き、ある程度の役職まで到達すれば自分の考えを表現しやすい職種だと思います
ちなみに、僕がサラリーマンをしていたときは、自分の考えが表現し辛いと感じていました。
パティシエは、技術があれば転職もしやすいです」
<デメリットは?>
「長時間の立ち仕事が多く、慣れるまでに時間がかかるということはあるかもしれません!
他にも、クリスマスなど、世の中の人が休日のときが繁忙期だったり、
会社によっては給与水準が低かったり、不規則な勤務体系になる場合もあります」と解説
<なぜ、製菓業界に入るのか?>
「好きだから、というのもひとつの理由ですが、もっと明確な理由が欲しいです
明確な目標がないと、仕事をしている意味が見出せなくなり、結果的に辞めてしまうと思います。それでは勿体ないです!
まず、目標、目的をハッキリさせましょう。私自身も、最初は明確な目標がありませんでした。
ですが、レコールバンタンキャリアカレッジ在学中に『株式会社根津がリンゴ問屋だった』という自身の強みに気付きました
立川にはかつてアメリカ軍基地があったのですが、現在お店があるビルの住所は『カリフォルニア』だったんです
さらにカリフォルニアについて調べてみると、『ジュリアン』という田舎町がアップルパイで町おこしをしていることを知りました!
そこで、立川の街も、ジュリアンと同じようにアップルパイで盛り上げたいと考えました
こうしたAdam’s awesome PIEのコンセプトは、すべて在学中に作りました。お店のストーリーや軸は必須です」
<自己分析シートを書こう!>
根津講師オリジナルのシートを配布!
記入していくと、「なぜ製菓業界なのか?」「自分の強み、得意は何か」が分かり、
「業界で何をしたいか、どうなりたいか」が明確になります
みんな、熱心に書き込んでいきます。書き終えたら、一人ずつ順に発表していきます
これは、就職活動で行う「自己分析」そのもの
立ち止まって自分の中の「なんとなく」抱いていた目標や目的を明文化することで、
これから習得すべきことが明確になったのではないでしょうか
また、同じ業界を目指すクラスメイトの存在も、モチベーションになるはず
ぜひ、これからも能動的に学んでいってくださいね
根津講師、ありがとうございました。