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2022.03.23大阪
授業/特別講師/講演会
レコールバンタン大阪校 「ラ・ルッチョラ」鈴木シェフ 特別授業
3月10日にレコールバンタン大阪校にて、高等部と専門部の1年を対象にした特別授業を開催しました。
今回の特別授業は、対象の学年の中でも特に優秀な成績を収めた生徒を対象にした「アドバンス授業」と呼ばれるものです。
今日の特別授業には、イタリア料理でミシュラン1つ星を獲得した大阪の名店「ラ・ルッチョラ」の鈴木浩治シェフをお招きし、生徒の前でデモと実習指導を行っていただきました。
・ お客様を喜ばせるための料理を研究し続ける、ミシュラン1つ星を獲得したイタリア料理の名店「ラ・ルッチョラ」の鈴木シェフ
今回の特別授業にご登壇いただいたのは、大阪のイタリア料理店 「ラ・ルッチョラ」の鈴木シェフです。
こちらはミシュラン1つ星を6年連続で獲得するほどの名店として知られており、有名人の方にも人気があります。
また、鈴木シェフはこれまで多くの苦難を乗り越えながら、こちらのお店を成功に導かれた方としても有名です。
現在はYoutubeチャンネルも開設され、スマートなルックスと軽快なトークを交えながら料理のすばらしさを伝える活動も精力的に取り組まれています。
・生徒ひとりひとりが自分の料理を作ることで、しっかりと成長できる
レコールバンタンの授業ではどの生徒もひとり1品全員が作るようにしており、特別授業でも例外ではありません。
今回生徒が作るのは 「アイナメのアクアパッツァ」と「スパゲッティペスカトーラ」の2種類。
このほかに鈴木シェフからの実演として「アイナメのカルパッチョ」や「仔牛ロース肉のカツレツ」を行っていただきました。
・授業はシェフとの距離が近く、いつでも質問できる環境
少人数制のクラスなので、シェフの実演や講義を間近で見ることができ、迫力があります。
また、生徒の人数が少ないため、講師であるシェフから調理中の生徒ひとりひとりに声をかけながらアドバイスしてもらえるので、丁寧な指導を受けながら自分から質問したいこと をできる授業体制となっています。
・ 難しいアイナメを捌く作業もシェフのアドバイスでどんどん上達
授業では、まず調理に使うアイナメを捌く工程から生徒たちは行いました。
骨が多く、なかなかうまく捌けない場面もあったようですが、つまずいている生徒には鈴木シェフが声をかけながらアドバイスをされていました。
言葉だけでなく、時には手取り足取りしっかりと教えていただけるため、手の感覚や力加減まで覚えることができます。
・料理の技術だけでなく、食材についての知識も学べる
シェフから習うのは調理の技術だけではありません。
レシピを見ながら、なぜこの食材を使ったのか、一般的なレシピとの違い、呼び方、歴史も鈴木シェフが自ら考えて感じた言葉で説明を受けることができます。
鈴木シェフはイタリア料理店を経営されていますが、フランス料理など他の食文化にも詳しく、それぞれで名称が変わる食材や調理法も丁寧に解説していただきました。
これにより、生徒たちがイタリア料理を作る時以外でも活用でき、将来働くことになった際でも、戸惑うことがなく調理ができるようになります。
・調理の第一線で働くシェフの言葉は将来のイメージにつながる
鈴木シェフからは、自分がどんなことを考えて調理しているか、何のためにこの作業をしているかといった、現場で働くシェフならではのアドバイスが多くありました。
「料理が仕上がる時間はお客様の手元に届く時に最も美味しくなるように決める」
「シェフは他の調理者がどのくらいの時間をかけて仕上げるかを考えて調理している 」
このように、実際に自分が料理人として働く際に必要な心がけや考えも自分のエピソードを交えて話してもらえることで、生徒たちにより鮮明なイメージとして残ったのではないでしょうか。
今回の貴重な体験は、生徒たちにとって今後の学校での課題に使うだけでなく、卒業後の就職にも役立つものになったと思います。
