伊藤講師が教える、可愛すぎる「クマさんケーキ」。クリスマスシーズンに向けて、一人一台を製作!

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2022.10.20東京

イベント授業/特別講師/講演会

レコールバンタンでは、在学中から実践的な調理技術を身につけます!

 

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今回は、元・有名ホテルシェフパティシエ伊藤路春講師による授業をレポート。

週5日パティシエ応用科の在校生(以下メンバーと呼びます)が調理するのは……

クマさんケーキ!お隣の韓国でも、「ドンムル(動物)ケーキ」と呼ばれ、人気を博していますsmiley

 

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「クリスマスシーズンには250台を販売した、人気のケーキです。構造は、ショートケーキと同じですが、デコレーションの手間暇がかかります!

クマさんケーキ1台を作るのに一般的なショートケーキが5台は作れてしまいます」と伊藤講師。

 

ちなみに、ホテル勤務時、伊藤講師は野球監督や国民的アイドルグループからオーダーを受け、

数多くのオリジナルアニバーサリーケーキを担当されてきました

 

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レコールバンタンでは、まずプロフェッショナル講師によるデモンストレーションを見てから、メンバーが調理を行います!

目で見た調理工程を、すぐに反復練習することでプロの技術を習得します

  1. ジェノワーズ仕込み>

メンバーは、授業で何度も作ってきた「ジェノワーズ(スポンジ生地)」を仕込みました。

 

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卵を温めてから泡立てること。生地は、ミキサーで垂らしたときにできる「跡」が、しばらく残るまで泡立てるなど、ポイントをおさえながら落ち着いて進めていきます。

 

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<2.デモンストレーション:パーツ作り>

「ジェノワーズの間にはさむ、洋ナシとアプリコットをカットしていきます。果物の皮をむくときは包丁の中央を、

細かく切るときは包丁の先端を使います」と説明します。

 

次は、クマさんのパーツ作り。「プラスチックチョコレート」と呼ばれる素材で整形していきます。

 

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上からコック帽、耳、目、鼻、口、手、そして足には肉球が……!

伊藤講師「丸めるときは力を入れて、平らにするときは力を抜きます。サプライズで、後ろのシッポまで作ってあげると、お客様は喜んでくださいます」

 

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また、最大のポイントは……「ショーケースに入れたときに、お客様とクマさんの目線が合うことが大切です

『私を買って!』と訴えかけるような目線にしましょう」とアドバイス。爆笑するメンバーもいましたが、スイーツを販売する際には非常に大事なポイントですね!

 

伊藤講師「プロの世界では、他の人よりも早く正確に作業ができたら出世します。なんでも手際よくできるといいです」と、穏やかな口調で説きます

 

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メンバーも早速、プラチョコでのパーツ製作に取り掛かりました。

 

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キャラクターみたいな目にしたり、耳にお花をつけたりと、それぞれのアイデアを活かして製作していましたよ。

 

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計量、調理、仕上げまで全ての工程に携わることで、実践的なスキルが身に付けます。

「この形で合っているのかな?」と、不安そうなメンバーには

 

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「丸みがあると、可愛らしく見えます。また、成形前のプラチョコにシワや亀裂があると、ケーキに付けたときに割れやすくなってしまうので気をつけて」と

各テーブルをまわって、アドバイス。触り過ぎると、プラチョコレートから油が出てきてしまうので、素早く進めることが肝心です

 

<3. デモンストレーション:仕上げ>

いよいよ、クマさんケーキの仕上げに入ります。

  • まず、ジェノワーズ生地を「セルクル」と呼ばれる型でくり抜き、胴体3枚、頭部3枚を用意します。
  •  

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くり抜いた後に残ったジェノワーズは、手で細かく千切っていきます。この生地は後に、クマの「ふわふわ感」を表現するために使います。

 

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2.

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「グラン・マルニエシロップを、生地の表面に少なめに塗ります。次にカットしたフルーツをはみ出さないように置き、ナッペを行います。

胴体のナッペは、スポンジの角を取りながら進めていくと、丸みを帯びた体型を表現できます」。

 

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3.頭部も、同様の工程を行います。

「ナッペしながら、正面を決めていきます。次に、胴体の中央にポッキーのチョコレートの部分を指して固定します。

竹串だと危ないですが、食べられるので安心です。未だ、クマさんというより、化け物という感じですね(笑)」と、伊藤講師。

 

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4.「頭に丸みをもたせるため、首の部分をパレットで削っていきます」

5.ナッペした胴体と頭部に①で千切ったスポンジをつけていきます。

 

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6.「ここで、クマさんの首をギュッと締めていきます」

 

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伊藤講師の独特の言い回しに、メンバーからはまたも笑いが起きました。

首をキュッとへこませることで、より立体的になるそう!

「可愛い!」「雪だるまみたい」と好評です。そして、いよいよパーツの飾り付け。

 

7.「デコレーションのポイントは左右対称に配置することです」

こうして、クマさんケーキが完成しました!二頭身のフォルムが愛くるしいですね。

 

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村山さんは「クリスマスケーキを製作するのが初めてなので、楽しかったです」と話します。

就職&独立した際も、こうした人気スイーツのレシピやポイントを知っておくことが、パティシエとしての発想力を広げてくれます。

伊藤講師、ありがとうございました

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