- 製菓・カフェ・調理専門の学校【レコールバンタン】/
- トピックス/
- 学校ブログ/
- <独立・開業チャレンジ>8/19(土)、渋谷PARC ...
2023.07.08東京
イベント授業/特別講師/講演会デビュープロジェクト
レコールバンタンでは、在学中からプロフェッショナルとして活躍するため、実践的なプログラムが充実しています
今回は「独立・開業チャレンジ」プログラムをレポート
8月19日(土)、渋谷PARCO 10F ComMunEに、在校生プロデュースブランド8つが出店します!
出店予定のメンバーが、イベント用フライヤー&SNS掲載用の「撮影」を行いました
希望者は、全員が出店できる……という訳ではありません
フードコンサルタント末廣(すえひろ)講師による審査を通過する必要があります
まず、メンバーは「開業計画書」を提出。開業計画書には、
「なぜ開業したいのか?」「このビジネスをする意義」「ショップコンセプト」「マーケティング戦略」「主力商品」
「営業時間帯ごとの商品構成」など、10枚以上におよぶ資料を揃えます!
講師によるチェックを受け、足りない部分は、再考を求められることも
厳しい審査を通過した、全8ブランドをご紹介!
1.「米来(ベイク)」(@bake_kome)
「実家は、岐阜県高山市の山奥で、お餅や和菓子の卸売を生業としています
数年前に、父が米粉を使ったバウムクーヘン店を始め、『米粉』について興味を持ちました」と、尾崎さん。
2023年3月から試作を重ね、「米粉のビスコッティ」(柚子アーモンド、クランベリーニッキ)、
「米クラッカー」(みそちーず、山椒バター、ごましょうゆ)など、ヘルシーな米粉焼き菓子を完成させました
―――チャレンジする理由は?
尾崎さん「レコールバンタンへの入学を決めたのは、『独立・開業チャレンジ』プログラムがあったから!
ブランドを0から立ち上げられて、自由度も高いのも魅力
今回、得られるノウハウを、いずれ家業にも活かせたらと思います」と話します
2.「apartfrom_____」(@apartfrom_____)
木ノ内さん、布垣さん、佐藤さん、伊藤さん、向井さんのチームから成る「Apart from」
お酒、料理、スイーツ、コーヒーなど、ジャンルを横断して美味しい体験を届けたいそう
布垣さんは「現代人は、誰しもが何らかのストレスを感じていると思います。そこから一瞬でも離れられるような、
コミュニティが作れたらなと思って活動しています」
今回、選んだのは、非日常感満点のパフェ。しかも!瓶に詰めてフォトジェニック&プレイフルに
別添えの「お酒」をかけて食べるというアイデアも斬新で、
イチゴのショートケーキパフェ×紅茶のリキュール、お団子パフェ×黒糖焼酎など、ペアリングを意識
全種類、試したくなるラインナップが揃います
3.「Rosa de Inca(ロサデインカ)」(@ @rosa_de_inca)
アルファホールをご存じですか?柔らかくホロっと食感のクッキー生地に、
キャラメルクリームやフルーツのジャムなどをはさんだ、南米発祥のお菓子です
上地さん、福山さん、星さん、岡田さん、高橋さんのチームに日系ペルーのメンバーがいたことをキッカケに、
アルファホール専門店を選びました。当日は、カフェ業態でドリンクも提供する予定
(写真いちばん右)福山さん「フランボワーズ、チョコレート、プレーン、シトロン、マンゴ―の5種類を揃えました
アルファホールの生地をひとつとっても、『日本人好みのフラットな形がいい』という意見もあれば、
『本場のようなボコボコした表面がいい』と意見が分かれることも
一つひとつ、グループで方向性を合わせてくことも、すごく勉強になります!」
4.「TWINKLE SWEETLY」(@_twinkle__sweetly)
パティシエ専攻・岡崎さんが手掛けるのは「CUTE全開で、新感覚を味わえる」ムースケーキ専門店
「10代から20代の女性がターゲットで、CUTEなデザインにこだわっています!
ムースケーキは口溶けも軽く、カラフルな色合いも表現しやすいです
いちばん下の層には、メレンゲやクッキーなど硬めの食材を入れることで、ムースのやわらかさとの対比が楽しめます」
繊細なデコレーション&パッケージが、PARCOのお客様にも響きそう!
5.「tutu_fuku」(@tutu_fuku_)
「tutu_fuku」はフルーツ紅茶専門店。
なんと、ブランドを手掛けるのは高等部2年の松本さん
「他の調理・製菓校では体験できない機会です。開業計画書を何度も書き直し、
チャンスをつかみました」。和菓子にした理由は「もともと和菓子が好きなので、やってみたいと思いました
求肥やあんこに、紅茶の香り・風味をつけるのが難しかったです」と振り返ります!
ミカン、桃、ライチ、イチゴなど、種類も豊富
撮影では、断面を切ってみるも、なかなか思うような形にならず……
「フルーツ大福なので、フルーツから水分が出てしまいます。
当日までに、もっともっと改良します!」と、意気込みます
6.「come」(@come_shi4on)
同じく、高等部の池田さんが手掛ける「come」は、
秋田の米粉&特産品を使ったシフォンケーキ専門店
「将来、自分のお店を持ちたいと考えていますが、知識も経験もありません。
そこで、今回の出店を機に、それらを得たいと思います」
米粉シフォン開発の背景に、小麦粉の急激な値上がりや、令和2年度の国内の米の収穫量の多さを挙げます。
看板メニューは?「おばあちゃんの地元である秋田県の米粉と、
てんこ小豆を使ったシフォンケーキ『まぼろしの小豆の米シフォン』です
300円を想定していますが、末廣講師からは『もう少し高く設定を』と、指摘されました」
他に、秋田県産ヨモギ粉末を使った「蓬生の米シフォン」、「米シフォン」を用意します
7.「どさんこごりら」(@dosanko_gorilla)
水津さんと渡辺さんの「どさんこごりら」は、北海道食材を使ったホットスナック店
水津さん(写真左)「人の温かさと、北海道食材のおいしさを届けたいと思ったので、
ホットスナック店を選びました。ショップコンセプトは、『知ってワクワク、食べてナットク、心のポっとスポット』です」
「北海道産じゃがいものひとくちあげいも」は、北海道の道の駅で定番のメニューだそう
「東京では、あまり食べられないので提案しました。一口サイズでおやつにピッタリです」
他にも、「ひぐまのコロッケパン」「北海道産ザンギ」「ハスカップソーダ」を提供予定!
渡辺さん(写真右)は「レコールバンタンに入ったときに、やれることはなんでもやろうと決めました
高校時代はチャレンジしてこなかったので、お店を出すための知識と経験を得たいです」と、意欲を見せます
8.「わたしだってカレーが食べたい」(@watashidatte_curry_ga_tabetai)
浅野さんが提案するのは、辛さではなく「香り」に特化したカレー
「実は、私自身辛いものがあまり得意ではなく……
辛さは控えめなのに、スパイスの香りは感じられるカレーがあったらいいな、
という想いから開発にいたりました。『再発見カレー』がコンセプトです」
シューティングでは、「ランチョンマットにのせたバージョンも、撮ってもらってもいいですか?」と、
カメラマンさんと積極的にコミュニケーションを取り、さまざまなバリエーションを撮影しました!
開業計画書を見ると……
「ビジネス環境の分析」では、日本人はひとりあたり、1年に約80食のカレーを食べているというデータに着目
また、近年のスパイスカレーブームから、現在は比較的シンプルなカレーに回帰しているのでは?と、独自の仮説を立てました
8ブランド共通して、メンバーの「やりたいこと」をベースにしつつ、
市場分析もしっかりと分析しているのが印象的です。
8/19の「独立・開業」イベント、ぜひ、お腹をすかせてお越しください
<EVENT INFO>
8/19(土)11:30~19:30(L.O. 19:00)
1日限定出店@渋谷PARCO 10F ComMunE
東京都渋谷区宇田川町15-1
各ブランド、数量限定での提供です