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- 「ホテル日航大阪 大石シェフによる特別授業」
2023.11.05大阪
授業/特別講師/講演会
レコールバンタン大阪校です!今日は、ホテル日航大阪のシェフパティシエ、大石貢一(おおいしこういち)氏による特別授業の様子をお届けします。
大石シェフは、ヨーロッパの洋菓子文化を日本に融合させる熟練のパティシエです。
1990 年にホテル日航大阪で調理キャリアをスタートさせ、製菓調理の道に進みました。
ホテル日航ベイサイド大阪では宴会場とレストランのデザートを担当、その才能が評価され、ホテル日航大阪に帰任してからもレストラン全般のデザートを手がけます。
2013年にはホテル・ニッコー・デュッセルドルフ(ドイツ)への技術指導が行われ、同年、ホテル日航大阪のシェフパティシエに就任しました。
今回は、専門部1年生と高等部2年生が、特別授業でプロの製菓調理を学びます。
作るのは、ビスキュイジョコンド、コーヒーアングレーズソース、ポワールパルフェ、洋梨のキャラメリゼ、クランブル。
5つすべてを学生たちが一から作るのではありません。
調理の難易度、制限時間、現時点での学生のスキルが加味されています。
シェフが作るのを見て学ぶだけのものもあれば、デモンストレーションの後に学生たちが実際に調理するものもあります。
(大石シェフが作る洋梨のキャラメリゼ)
「いつか自分のお店を持ちたい!」と胸を躍らせる学生たちは、この特別授業を心待ちにしていました。
一人の学生は、現役のプロパティシエから学べることが「レシピだけじゃないんです。」 と熱く語ります。
「仕事の進め方や無駄のない細かな動きも学べるし、同じようなものを作ってもシェフによって盛り付けが違ったり、間に入る作業が違ったりするので、レパートリーが増えるんです!」
(真剣に学ぶ学生たち)
「私、すごいなと思ったことがあるんです」と、別の学生が話してくれます。
「それはアシスタントシェフの動きです。現場では、シェフのサポート役となるアシスタントシェフがいるんですが、その動きを学べたのも良かったです。
シェフの動きを完璧に予測して先回りするその段取り力は、本当にすごかったです。
将来、自分がシェフの下で働く際に、役立つと感じました。」学生たちの言葉からは、新たなスキルを獲得した喜びと、お菓子職人への情熱があふれていました。
(5歩先まで読んで動くアシスタントシェフ)
今回、洋梨のキャラメリゼは、大石シェフのデモンストレーションを見て、同じように各班がテーブルで作りました。
(実習で洋梨のキャラメリゼを作る学生たち)
シェフパティシエがテーブルを回って、個人的なアドバイスをしてくれるのも特別授業のいいところ。
(大石シェフのアドバイスを聞く学生たち)
現役のプロ料理人が特別講師として授業をしてくれるのがレコールバンタンの特徴です。
一流ホテルの現役シェフパティシエの経験と専門知識は、学生たちの情熱を高め、実践的なスキルを向上させてくれました。
今回、大勢の学生たちが「楽しかった!」と異口同音に述べる素晴らしい特別講義になりました。
大石シェフ、今日はありがとうございました!