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2013.11.25
授業/特別講師/講演会
独創的なパン作りとそのおいしさで評判の池尻にあるパン屋さん
「TOLOPAN TOKYO(トロパントーキョー)」の田中真司シェフがご来校
「TOLOPAN TOKYO(トロパントーキョー)」の田中真司シェフがご来校
ブランジェ速成科の学生たちが直々に、レシピを伝授していただきます。
まずはクルミの入ったパン「ノワ」から
生のクルミを茹でて、えぐ味を除き、旨味を残したのが特徴です
生地を作ったら自由に成形をします。
丸くしたり、細長くしたりだけではなくエピの形にしたり、ハート型にしたり
みんなとても楽しそう
続いては、田中シェフの最初のスペシャリテである
ココアの入った甘くないパン「カカオアメール」。
オーブンから取り出すときに、中までちゃんと焼けているかを
判断するため、パンの底を指ではじいて音を聴くシェフ
「パンの色が黒くて、色で焼けたかどうかを判断するのが難しい。こういう時は、音で判断をするんです。トントンと軽い音になったら、中まで火がちゃんと通っている証拠」
シェフからのアドバイスを参考に
学生たちがオーブンからパンを取り出していきます。
「ほかにも香りを感じたり、重さを感じたり、パンは五感で感じながら作る。
仕事場でも勉強って毎日できるものなんだよね」
というシェフの言葉に、思わず大きくうなずいてしまいます
そして3 種類目は「パンドーナツ」
あらかじめ休ませておいた生地を180度の油でさっと揚げていきます。
シェフの手でおいしそうなキツネ色に揚がった様子を見て
学生たちからは「わ~」「おいしそう~」と声があがります
揚がったパンはきなこと、ジャムサンドの2つの味に。
仕上げのデモンストレーションをしているシェフに
「新しいパンのアイデアはどこから出るんですか」と
学生から質問が
「小説を読んだり、映画を見たり、人と会ったりして
わき上がったものをつなぎあわせている。遊び心が大切だよね」
と答えてくださいました。
そしてお待ちかねの試食タイムに
「カカオアメール」はスライスして、チョコレートと一緒にいただきます
そのまま食べるのと違い、チョコレートをプラスアルファすることで味の幅がぐんと広がります。
オレンジのコンフィチュールやベリーソース、また、赤ワインソースの肉料理にもよく合うのだそう
最後には、4ヶ月後に社会へと巣立つ学生たちへのメッセージをいただきました
「周りから何かを言われたり、怒られたりすることもあるかもしれないけれど、
慣れてくればなくなるからそういう心構えでいてください。
あとはとにかくパン作りを楽しむこと」
やさしくてほがらかなシェフの人柄に
大変和気あいあいとした直伝授業となりました。
お忙しい中、素晴らしいご指導をありがとうございました