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2015.11.09東京
イベントデビュープロジェクト
業界に向けてオリジナルブランドデビューを果たせる
「Sweets Live Collection」
「世界遺産」をオマージュしたプティガトーをテーマに学生たちが競い合い、
優勝者の作品を渋谷ヒカリエで実際に販売するという、レコールバンタン最大のイベントです
先回、そのオリエンテーションの模様をお伝えしましたが、
今回は、学内審査の模様をレポートします
学内審査では、東京校4名、大阪校2名が選出され、
六本木ヒルズカフェでの本戦への出場権を手にします
審査員は、国内外のコンテスト受賞歴が多数の鍋田講師を含めた4名。
うち2名は、パティシエ総合科の1年生です。
「来年、自分たちも挑戦するので、雰囲気をつかみたい」
ということで参加したそうです。
先輩たちにがんばってもらいましょう
学内審査は1日かけて行われ、最終ブロックはパティシエ総合科2年生のクラスでした。
自分が選んだ世界遺産と、それをもとにどんなガトーをつくるのか、
1人3分程度のプレゼンを行っていきます。
たくさんの人の前で、自分の作品を発表するということで、どことなく緊張感が
発表前に、胸のあたりをどんどん叩いて気持ちを落ち着かせている学生もいました。
学生たちが選んだ世界遺産は、
山肌に鮮やかに地層の断面が広がる中国の丹霞地形(たんかちけい)
キノコ型のトンガリ屋根の建物(トゥルッリ)が建ち並ぶ
イタリアのアルベロベッロ
など、日本ではなかなかレアなものもありました。
審査員の鍋田講師も、学生が持ってきた世界遺産の写真を見て、
「こんなキレイなところあるの?合成写真じゃないの(笑)」と語る一幕も
選んだ理由もさまざまです。
家族と旅行した思い出の場所という人もいれば、
単純に自分が興味を持っていたから、という人もいました。
とにかく、学生が語る世界遺産への思いが熱い
ピラミッドを選んだ学生は、
「ナイル川をイメージしたんですが、神聖視された川なので、
絶対“白”で表現したかったんです!」など、
こだわりを強く感じる作品ばかり
プレゼンを聞いているうちに、
まるで世界一周したような気分になりました
でも、審査はやっぱり厳しい
「ぱっと見て、何の世界遺産かわからない」
「クリームが多すぎて、きっと味が飽きる」
「この素材の組み合わせは、合わないと思う」
など、見た目のインパクトと味、両方が飛び出ていないと、
コンクールで上位に食い込むのは難しいようです。
鍋田講師は総評で
「平均的過ぎる。テーマとケーキをもっと近づけ、デザインでさらに遊んでいい」
と厳しいながら温かなエールを贈ってくれました。
一方、審査に参加した1年生は、
「いろんなケーキの企画を見て、自分は勉強が足りないと思いました。
今日学んだことを取り入れていきたいです。」
「伝わりやすいプレゼンばかりで、とても参考になった。」
と貴重な体験になったようです。
プレゼンした学生は、一つの山を越えて、ほっとしたという様子。
「自分が温めてきたケーキの企画を発表できた」と
達成感に満ちた表情の学生もいました。
丸一日に及んだ学内審査。
ファイナリスト6名が決定しました
先週11月7日(土)に行われた最終プレゼンテーションの様子は後日レポートします