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2016.03.19東京
授業/特別講師/講演会
今日は「レコールバンタン高等部パティシエ専攻・調理バリスタ専攻」の野外授業で、
東京都八王子市にある「磯沼ミルクファーム」にお伺いしました。
磯沼ミルクファームは「みるくの黄金律」という
限定のプライベート牛乳で有名な牧場
またヨーグルトの製造、
体験講習として「チーズ製作」「窯焼きピザ作り」「搾乳体験」などの開催、
さらに「食育活動」も展開しています。
雨の天気予報が心配だったのですが、当日は天候も回復
学校に集合後、電車にて磯沼ミルクファームに向かいました
最寄り駅の京王線・山田駅で下車。
駅を出てみると、
コンビニも見える郊外の住宅街という感じ。
「本当にこんな場所に牧場があるの?」と、半信半疑の学生さんもいるようです。
駅から歩くこと5分。
住宅とゴルフ場を抜けると、目の前に広がる畑と牛をかたどった看板。
さらに狭い坂道を下っていくと、どこからか牛の鳴き声が
坂下に目を向けると……いました!
たくさんの牛がみんなをお出迎え
こちらで飼われているのはホルスタイン、ジャージー、
ブラウンスイスという乳牛だそうです
無事に到着したところで、代表の磯沼正徳さんにご挨拶。
早速、本日のメニュー、
磯沼牧場の新鮮な牛乳を使っての調理実習、「スープパスタ」作りに取りかかります。
女子はスープのベースになる玉ねぎやキノコ類、ベーコンなどをカット、
男子は牧場で育った長ネギやほうれん草の新鮮野菜を洗う作業に。
下ごしらえができたところで、いよいよスープ作りに入ります。
女子が具材を炒め始め、男子はパスタを茹でる準備。
寸胴鍋をコンロにかけて、お湯が沸くのを待ちます。
屋外での調理、30人以上を一気に作ることもあり、
「これで足りる?」「もっと塩をいれた方がいいんじゃない?」といった声が飛び交います。
男子のパスタ組も「もうできてる」「いや、もう少し」と、
代わる代わる鍋をのぞいています。
その一方で、長ネギを使った「長ネギのホイル焼き」を作る作業が始まりました。
また、手の空いた人は、食事用の椅子作りを開始。
磯沼さんの指示で、大きな板と灯油缶を運びます。
慣れないながらも、みんな一生懸命。
缶を3つ並べて、その上に板を置いて、長椅子の完成です。
どうやらパスタが茹で上がったようです。
パスタサーバーですくってざるにあげ、
大型のボールに移していきます。
かなりの量があるので、なかなか終わらない様子
そのそばで、ちゃっかりパスタの味見をしている生徒さんも。
「ちょっとカタいんじゃない」
「このくらいの塩気があればいいか」といいながら、
パスタを口に入れています。
そんなに食べていたら、足りなくなってしまいますよ(笑)。
別の鍋で炒めていたベーコンや野菜もいい具合になってきました。
残った茹で汁に具材を入れて味を調えていきます。
別コンロでは「長ネギのホイル焼き」作りも着々と進んでいるようです。
ベースのスープが完成したところで、新鮮なミルクをたっぷり投入。
あとはしばらく煮込むだけ。
出来上がりを待つ間、茹で上がったパスタをランチボックスに取り分けて、
粉チーズをかける作業が始まりました。フォークを用意している人もいます。
鍋の様子を見ていた先生が最後の味見。
「もういいんじゃないかな」と判断したところで、
取り分けたパスタに、出来立てのスープソースをかけていきます。
チーズとスープが醸し出す、美味しそうな香り。
パスタがみんなにいきわたり、全員が着席したところで、
山下先生から「いただきます」の号令。
気になるお味の方はというと、「美味しい」「生クリームとは違う感じ」
という声が飛び交っています。
採りたての長ネギで作ったホイル焼きも、
野菜本来のうまみがたっぷりです
少し寒かったせいもあり、パスタを食べ終わった後、
スープで温まっていた生徒さんも。
スープだけでも身体が芯からホカホカする優しい味わい。
試食のランチが一段落した後は、
搾乳や見学など、牧場で貴重な体験をさせていただきました。
「都心から1時間くらいのところに、こんな牧場があるなんて驚いた」
「牛って思った以上にデカイ」
……普段使っている材料の生産過程を、
現場で学ぶことができた一日でした。