[全日制] Congratulations!平成27年度バンタングループ卒業・修了式をレポート!

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2016.03.19東京

イベントその他

3月3日、快晴。

この日、多くのバンタン生が巣立ちます。

 

 

中野サンプラザに、続々と学生たちが集まってきました。

袴、スーツ、ドレス、お気に入りのファッションに身を包んで。

表情は、いつになく晴れやかで自信に満ちています。

 

今回は、平成27年度バンタングループ卒業・修了式をお届けします。

まず、石川専務より祝辞がのべられました。

「各スクールをご卒業、ご修了される皆様おめでとうございます。心よりお祝い申し上げます。私からは、3つ伝えたいことがあります。まず、人間力、人格というものを作ってください。徳というのは人生をかけて積んでいくもの。答えはありません。人を温かく包み、他に優しく、人のため、世のため、寛容性を持って振る舞ってください。ふたつめは、ポジショニングを見つけてください。自分の職種の領域と深さを定め、チームに貢献するためにはどのように振る舞うか考えてください。何があっても前に進んでいこうという馬力を出すこと。理不尽なこともあるでしょうが、非は己にありという精神にし、周りを巻き込めるように。そして、その上にはじめて、クリエイティブな技能がいきてきます。社会に出るからといって萎縮することなく、のびのびと仕事をしてほしいと思います。誇りを持ち、人生の成功者となってください。皆さんの未来に大きなエールを送り、お祝いの言葉とさせていただきます」

 

また、各スクールの49名に皆勤賞が贈られました。

 

続いては、卒業修了証書授与!

ファッション学部バイヤー&ショッププロデュース本科 渥美 京介さん

コーデのポイントは「マジシャン」!

ハットとスティックで紳士的な装い。

 

ゲームアカデミー ゲームプログラム総合 山田 真充さん

 

ヴィーナスアカデミー ビューティスペシャリスト学部 ネイルアート専攻 岡部 美優さん

 

レコールバンタン フードスペシャリスト学部 パティシエ専攻 池口 明里さん

 

バンタン高等学院 ヴィーナスアカデミー高等部 ヘアメイク専攻 西野 栞さん

 

続いて、講師より祝辞がのべられました。

ヴィーナスアカデミーでブライダル講師 ウェディングプランナー 西山 ともみ講師

「ご卒業おめでとうございます。

皆さん、ひとりの力でここまで育ってきましたか?親御さんに感謝の気持ち、伝えましたか?ぜひ今日伝えてください。これから色々な出会いがあり、色々な縁があります。なかでも、一生のものは親子の縁です。私も、親と大きなケンカをし、一人で暮らしたこともあります。ずっと連絡を取りませんでしたが、ある時、親が倒れて、見方が変わりました。結婚式でも両親への手紙は恥ずかしいからとやりませんでしたが、今になって後悔しています。

 仏前式の勉強をしましたね?仏前式の考えというのは前世からのご縁、そして来世も巡り合うというものです。

 学校で作りあげた縁も、親子の縁も、これからの縁も大切にしてください。サービス業は奉仕です。奉仕の精神をしっかりもって、周りと協力し合って頑張ってくださいね」

 

ゲームアカデミー講師代表 イラストレーター 木村 匠吾講師 

「ご卒業おめでとうございます。私自身も、バンタンを卒業して10年目になります。プロとして10年活動し、そこから芽生えたプロ意識について話します。僕は最初の授業で、上達のためにはふたつのことがあればいいと話します。ひとつは描きたいもの。もうひとつは描きおこす技術をつけること。でも、本当はそれだけではないんです。最後はやっぱり、人の心。自分の作りたいものが曖昧になったり、作りたくないものを作らなければならず、テンションが下がることもあると思います。そんな中でもプロは最善を見つけます。技術だけでなく、心の部分も大切に、ものを作り続けてください」

 

レコールバンタン講師 「エノテカバール プリモディーネ」オーナーバリスタ 篠崎 好治講師

「レコール生のみんなに伝えたいことがふたつあります。ひとつはプロとしての自分のルールを作ってください。俺も、お店を出したとき全然売れませんでした。あと1〜2ヶ月この状況が続けば店をたたむんじゃないかと思いました。でも、俺の日々の意識は必ずお客さまに合わせたデザインカプチーノを作るということでした。ある時、ひとりのお客様がカエルのストラップをつけていたんです。そこでカエルを描いたデザインカプチーノを提供したところ、とても喜んでくれました。2日後に電話があり、『デザインカプチーノの本を出せる人を探していた』と言うんです。出版社の方で、自分の本を出版することができました。単なるラッキーに思うかもしれないけれど、つまりは日々の積み重ねです。お客さまにお金をいただいて商品を作るうえで、習慣はとても大事です。

 ふたつめは、挑戦をやめないこと。10代の時、サッカー選手になりたくてヨーロッパでボコボコにされて……その時に出会ったバールの文化に憧れてバリスタになりました。15年前はない職業でしたし、常にできないんじゃないかという不安がありました。でかい壁にぶつかることもあります。でもそれは足りないものを知れる機会でもあります。挑戦を積み重ねていけば、技術やスキルは身に付きます。今日からは業界の先輩です。困ったら、いつでも俺のとこに来なさい。できるだけ手伝えるように準備をしておきます」

 

バンタンデザイン研究所 スタイリスト 長田 広美講師

「私がお話したいことは、『外したいふたつの枠の話』です。

皆さんは、まず自分の好きなテイストで作品作りをしました。その時から自分の好きなものは?と迷いの道に入った人もいます。作品作りを重ねるうちに、この作品は自分らしいか分からない、この作品でいいのかな、と、とても分かりやすい形での自分らしさを求めたくなります。

個性が立つ、キャラが立つのが大事という風潮がありますが、作品に個性を盛り込まなくちゃいけないのは本当かな?と疑問に思います。自分らしさにこだわるというと格好よく聞こえますが、そこから出てたくさんの可能性にふれる機会を逃しているのかも。作品作りでは、悩みながらもまったく違うテイストにチャレンジする人もいます。そうして自分の世界を広げていったように思います。学生の間は、自分の作品として作りますが、クリエイティブ業界で仕事をするときは必ず「ビジネス上の目的」を達成することが求められます。

 あなたがあなたの頭を使って、手や足を動かして作ったのは間違いなくあなた自身のクリエイションです。他人があなたの個性だなと感じるもの。それだって裏切っていいんです。自分を型にはめるのはやめて、自由でいよう。これが自分の個性を出さなきゃいけないという枠です。

 グラフィックデザイン専攻の杉本智美さんは、自ら企業にアポイントを取り、リサーチし、商品をデザインの力でリブランディングしました。それをご覧になった企業が作品を気に入り商品化することになりました。スタイリスト研究科石居 ヴァネッサ ナオミさんは自分の個展を、憧れのショップDogで行い、コレクションが商品化されることになりました。

彼女たちが特別なわけではありません。自分のやりたい方向へ動いたということです。おこがましいかな、とか、学生だから門前払いされちゃうかなぁ、とか、自分を勝手に枠にはめて、恐れる考えを持たなかっただけ。人にアプローチするというのも大きなポイントです。黙々と作品を作るだけでは変わりません。社会は人とのつながりで出来ています。人にアプローチするのを恐れるという枠を外し、自分と社会をどうつなげていくのか。どうぞ思い切り社会と関わってください」

 

卒業式実行委員からは、2ヶ月以上前から準備した動画のプレゼント!

各スクールの講師や在学生が、人気アーティストの曲に合わせて

ダンス&メッセージを贈りました!

 

最後は、卒業生からの答辞です。

バンタン高等学院 ヘアメイク科 ヘアメイク美容師専攻 淺野李英さん

「答辞

バンタンに入学したのは、今から3年前、15歳のときでした。ブライダルのヘアメイクさんを目指し、島根県から上京しました。大きな期待と少しの不安を抱えていたのを昨日のことのように思い出します。

 4月からはバンタン高等学院を離れ、美容師アシスタントとしての生活が始まります。期待と不安もいずれ楽しみに変わります。今ここにいる皆さまのおかげで不安は楽しいに変わったからです。バンタンでは、限界にチャレンジすること、最後まで諦めないことを教わりました。私の心までも強く成長させてくださった講師の方々、逃げたくなったとき側で支えてくれたスタッフの方々、面白いクラスメイト、一人で進学し寮生活をすることを応援してくれた家族に感謝します。在校生のみなさん、バンタンでの生活はあっという間です。たくさんのことに挑戦してください。辛くてどうしようもない時は助けてくれる人を待つのではなく、自分から助けてもらってください。バンタンでの生活を有意義なものにしてください。バンタングループの更なる発展と皆様のご健勝をお祈りし答辞とさせていただきます」

 

卒業・修了生代表 全日制 2年制 スタイリスト本科 菅原 稔さん

「バンタンで過ごした2年間を振り返ると、本当にあっという間で濃密でした。高校3年の春、体験授業を受けて同期のみんなのファッションへの想いの強さに感動し、入学を決めました。周りからは反対されました。そこで力のない自分がしなければならないことは納得してもらえるくらい結果を残すことだと思いました。入学してからは色々な人と話し、経験することを意識しました。授業がない日も校舎に行き、たくさんの店に行きました。レディースのショップに入り試着したこともあります。先日行われた、CUTTING EDGE、卒業修了制作展ではグランプリをいただくことができました。

 これからは別々に社会に出ることになりますが、培ってきた経験や仲間が何よりの支えになると思います。ここまでこられたのは、スタッフや家族のおかげです。卒業後は、人の心を動かせる人になりたいと思います。つたない言葉ではありますが、答辞とさせていただきます」

 

辛いことや迷ったことがあったら、いつでもスクールに遊びにきてくださいね。

皆さんの未来が、輝かしいものでありますように!

 

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株式会社ファイブフォックス H&M BEAUTY  ELGC株式会社 株式会社ホテルオークラ東京 タンゴゲームワークス ゼニマックス・アジア株式会社 株式会社クロスカンパニー

上野商会 株式会社サンエー・ビーディー 株式会社エスクリ ……

その他、多くの皆様方より祝電をいただいております。この場を借りてお礼申し上げます

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