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2019.09.30東京
授業/特別講師/講演会
<鎧塚 俊彦氏監修カリキュラム> レコールバンタン グラン パティシエコースの学生が、初めてマジパンでブタを制作します!
<そもそも、マジパンとは?>
砂糖とアーモンドをひいて練りあわせた、餡のような食感と風味がある素材。色づけして、クリスマスケーキに添えられているサンタクロースや、ウエディングケーキの新郎・新婦、バラの花といった装飾に用いられます。また、洋菓子コンクールの課題で『マジパンを使ったケーキ』がお題になることもあるんですよ。
<本日の課題!>
マジパンを使って「帽子とネクタイをまとったブタ」を作ります!帽子とネクタイは茶色に、ブタの体はピンク色に仕上げます。
教えてくれるのは、パティシエ・在原 真琴講師です。
まずは、パーツの色づけから行います。
使うのは”色粉”と呼ばれる食用色素。
在原講師 「まず台の上に色粉を出して。その色粉を、つま楊枝で少量ずつ取り、マジパンと混ぜていきます」
色粉を出し、少しずつマジパンと混ぜていく学生たち。慎重に、慎重に色粉を足していく姿が印象的。
在原講師 「ちなみに、この色粉って何からできているか知ってる?」
学生 「……植物?」
在原講師 「ブブー。正解はね、虫です!」
学生 「えーー!!!一気に食欲がなくなった」
と衝撃の事実を知ってしまいます(笑)
ちなみに、今回は色粉を使いましたが、ジャム、かき氷のシロップなどでも色づけすることができますよ♪
在原講師 「色粉をマジパンに混ぜるときの注意事項!薄いものを濃くすることはできるけど、濃く作ってしまったら薄く戻すことはできないよ!!なので、入れすぎないようにね」
理想の色になったところで、整形していきます。
小さなパーツを作るときに便利なのが『マジパンスティック』という道具。
スティックの先は、球体や、円すい型、ギザギザ型になっているので、ここを活用してマジパンの形を整えていきます。
在原講師 「平面の上にパーツをのせても、くっつきにくいよ。なので、少しくぼみをつけてあげることで、くっつきやすくなります」とアドバイス。
粘度作品を作るような感覚で作れるので、みんなとても楽しそう!
在原講師 「体温が高い人は不利かもしれないね。ずっとこねていると、ベタベタになっちゃうよ。手早く作ることが大事です!ちなみに、パティシエの中には氷水に手をつっこんで手を冷やしてから作業する人もいます」
ちなみに、マジパンを触るときは、ビニール手袋をはめることがほとんどなのだそう。今回は、マジパンの質感を覚えるためにあえて手袋なしで作業しています。
早くも、「帽子とネクタイをまとったブタ」を完成させる学生が現われました!
できた作品は、黒い布の上に並べていきます。
ズラリと整列したブタたち。
大きさも、目と目の幅も、色も違って個性豊かです!!
また、2体目として、カエルや、モモ、ブドウ、木をなど作る学生もいましたよ♪
2体目は色粉の代わりに”ジェル”で色付けしたのもポイント。特に海外メーカーのものは発色が良く、ハッキリと色を出したいときにピッタリ!
森さん 「ブタ本体とのバランスをとりながら、帽子とネクタイを作るのが難しかったです」
石崎さん 「図工の授業とか、手を動かすのが得意なのでとても楽しめました。次は、パーツとパーツのつなぎ目をもっと綺麗につけていきたいです」
と、感想を教えてくれました!
ここで、マジパン作りのポイントをおさらい!
1,手早く仕上げる!
2.色づけは色粉やジェル、ジャムなどを用いる
3.パーツをのせる面は少し凹ませると、くっつきやすい◎
練習すればするほど上手になるので、ぜひ家でも継続して作ってみて!