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- 三宿のイベント『三宿十の市2021』に、在校生がブー ...
2021.11.17東京
デビュープロジェクト
レコールバンタンでは、実践的な技術を身に着けるため、在校中から校舎やフードイベントでの販売実習、
さらにはメンバーの独立プロジェクト支援を積極的に行っています
今回、在校生が出展したのは10月23日、24日に開催された『三宿十の市2021』
世田谷公園にて、アンティーク雑貨や衣類・アクセサリー、ドライフラワー、食品などユニークなショップが出展するマーケットイベントです
「こんにちはー。かぼちゃのおまんじゅうを売っています!いかがですかー?」と明るく声を掛ける在校生たち
彼らは、自身のブランド「ヒアテイスト」を立ち上げ、メニュー企画から試作、仕込み、販売までをトータルで行います!
今回、販売するのはカボチャの蒸しまんじゅう「かぼちゃん」
味は3種類をご用意しました
- カボチャ餡
生地にもカボチャを練りこんでいます!カボチャ餡の中にはクリームチーズの塊が。
アクセントに、ローストしたカボチャの種も入っています
- カボチャカスタード
豆乳ベースのカスタード!カボチャペーストも入っていて濃厚クリーミィな味わいがクセになります
- ベシャメルベーコン
ローストしたカボチャ、玉ネギ、ベーコンを使ったホワイトソースを使っています!
小麦粉とバターで作ったルーを豆乳でのばした特製のベシャメルソースが自慢です
接客の合間に、「ヒアテイスト」のメンバーに話を聞きました!
<パティシエ科 林田執以さん>
「9月上旬から、『三宿十の市2021』の準備をスタートしています!
僕自身、将来は独立開業してカフェをやりたいので、こうしたイベントはいい経験になると思いました」
――― カボチャの蒸しまんじゅうを売ろうと思った経緯は?
「もともとは、ワンプレートで、ひとつの食材の蒸し・焼き・生などさまざまな調理法を楽しめる料理を提供しようと思っていました!
ただ、オペレーションの面などでメニューを変更することにしました」
「料理は作って出せる、という感覚があるもののお菓子の知識はありませんでした!
なので、スイーツの技術を身に着けたくパティシエ科に入学したんです
今回は思っていたメニューとは違いますが屋台ならではのフードを出せるので、いい勉強になっていますね」と笑顔
小さなお子さんや、ワンちゃんを連れてお散歩している方にも積極的に声をかけていたのが……
<パティシエ科 膽畑 咲さん>
――― 今回のメニューにした経緯を教えてください!
「カボチャが旬ということと、ハロウィンが近いので決めました
カボチャはディスプレイにも使っている『雪景色』という品種を使っています!
白い皮の珍しいカボチャで、甘みがあります」
――― 餡を3種類にしたのは、なぜ?
「当初は、カボチャの肉まんにしようかと思っていたのですが、他のお店さんがしょっぱい食事系を販売することを知って、
メニュー構成を練り直しました。デザート系だけでは弱いと思い、甘いのとしょっぱいのと両方の味を作ることにしました!
ちなみに、仕込みはカボチャ餡が200個、カボチャカスタードが150個、ベシャメルベーコンが200個です」
――― 売れ筋は?
「カボチャカスタードが人気です。お子さまが多いからか、甘い味がよく出ます
またインスタグラムをフォローしてくださった方にクッキーをプレゼントしているのですが、『売っていますか?』と聞かれることも多く、
クッキーの需要が高いことも分かりました」
――― なるほど。イベント出展を通して、学びになったことは?
「試作がとても大変でした。生地作りはもちろん、餡も何度も作り直しました!
カボチャ餡は、当初クリームチーズと合わせていたんですが、練りこんでしまうと味がぼやけてしまい、全く存在感が出せませんでした
そこで、練りこまず塊で入れることによって、しょっぱさを際立たせています」
――― 反省点はありますか?
「食材の原価計算は、Excelでするんですが、自分はパソコンスキルがないので他メンバーに任せてしまったこと。
調理だけでなくパソコンのスキルも必要なんだなと分かりました」
こうして話している合間にも、お客さんがどんどん来てくださり熱々カボチャまんじゅうは飛ぶように売れていきました
14時半にカボチャカスタードとカボチャ餡が完売
15時半には、用意していた275個が完売しました!
とても好調な商況に見えますが、販売を終えた林田さんは厳しい視点で振り返りを行っていました!
「蒸す過程で加熱のし過ぎで、皮が破れてしまったものがありました
ロスが5個出てしまったので、合計1000円のロス…
痛いですね」他にも……「チラシを用意したのですが、もう少し積極的に配っても良かったと感じます
あとは、ばんじゅう(運搬容器)を持ってくる過程で、どのまんじゅうがどの味なのか混乱してしまったこと
蒸した後に後ろを少し割って確認する手間が増えてしまったので、餡の味を正確に把握できるように目印をつけるなど工夫するようにします」と、
初日だけで多くの気付きを得ていました!
また、他出展者さんからマスタードを購入したり、マルシェならではの買い物の楽しさも満喫できた様子
お天気にも、お客さまにも恵まれた2日間
リアルな現場で得られた学びが、さらなる成長に繋がったようです
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お越しくださった皆さん、ありがとうございました!
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#ヒアテイスト
在校生ブランド。味わいに耳を傾けるという意味の「hear」と「taste」を組み合わせています!