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- パティシエ授業☆パティスリーポタジエ・栗原清講師【レ ...
2012.05.29
皆さん、「野菜スイーツ」を食べたことはありますか
野菜とスイーツ...
意外性の強いこの2つを、見事に融合させた革命的なお店があります
『パティスリーポタジエ』です
雑誌やテレビでも頻繁に取り上げられていますので、
ご存知の方もいらっしゃると思います
今回は、
野菜スイーツの先駆者『パティスリーポタジエ』の栗原清シェフをお招きして、
「直伝レシピ」授業を行って頂きました
「直伝レシピ」授業とは、現役トップパティシエから、
お店の看板メニューを学べる内容盛りだくさんの授業
今回シェフに教えていただくのは、フランスの伝統的な焼き菓子
「ガレット・ブルトンヌ・オ・トマト」=トマトの焼き菓子です
栗原シェフ
「野菜スイーツで一番難しいのが、『水分量』の調整です。
例えば、トマトのピューレを煮詰める工程では、水分の飛ばし方で美味しさが変わってきます。
食べてくれる人のことを考えて作るのはもちろんですが、
知識がないと美味しいスイーツは作れません」
ジェノワーズと呼ばれるロールケーキ生地の上に、
クリームシャンティーを均一な厚みでのせていきます。
さらに、グラニチュールの線を2本引き、いよいよ「巻き」の作業
また、飾り付けでは栗原講師の職人の技が光ります
3.5cm幅にカットしたロールケーキの上に、生クリームを絞ります。
その上から粉砂糖、トマトパウダーをあしらい、
輪切りにしたプチトマトを先ほど絞った生クリームの上に。
切った断面を上にすることで、みずみずしい野菜の質感を演出しています
デコレーションにもセンスが求められますね
実習を終えて、冷蔵庫にロールケーキを入れたら...
待ちに待った質問&試食タイム
憧れのパティシエと直接お話できるとあって、教室は白熱状態です
Q「お店の新作発表の頻度を教えて下さい。」
A「月1の時もありますし、最低でも3ヶ月に2回はお店に出しています。
今は、店舗だけではなくクリスマスケーキを百貨店の方などに提出しています。
監修という形も含めると、かなりサイクルは早いです」
Q「売れ筋商品は、何ですか?」
A「1位はトマトのショートケーキ『グリーンショートトマト』ですね。
野菜スイーツとしては入りやすい商品だからだと思います。
2位は『キャロットチョコフラン』かな。
ちなみに、今、注目している野菜は『白いも』というサツマイモの仲間。
香りや甘みも独特ですよ」
Q「『パティスリーポタジエ』で、スイーツに共通するポリシーは?」
A「甘さを控えて作る、ということです。
味が濃いというのは、それだけ体に負担が掛かっている、ということなので。」
Q「パティシエとして成長するには、どのようなことを心がけるべきですか?」
A「とても大事な事は、『なぜこうするのか?』と考えながら作ることだと思います。
なんとなくレシピ通りに作ってしまうのではなく、1つ1つの工程で『なぜ』を
しっかり考えながら作ること。それだけで、成長度合いが変わると思います。」
授業を終えて...
今井さん
「以前、クラス全員で『パティスリーポタジエ』に課外授業で伺いました。
その時に食べたアボカドチーズケーキの味が忘れられません。
今日学んだレシピは、家でも練習して絶対マスターします」
と意気込みを語ってくれました。
野菜スイーツにご興味を持たれたという方は、こちらのURLをご覧下さい
遠方の方でも、お取り寄せ可能な商品もありますよ♪
『パティスリーポタジエ』 http://www.potager.co.jp/
皆さん、技術だけではなく、
パティシエとしての心持も学ばせていただきました。
様々な方、様々な知識や技術と合い、より多くの方をハッピーに出来るパティシエになりましょうね
栗原講師、貴重なお時間をいただきまして、ありがとうございました