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2012.05.16
今回は、フードコーディネーターの講義、
フードアナリスト養成講座にお邪魔しました!
フードアナリストとは、
食の情報を受信、収集して、読み解き、発信する、
食の専門家のこと
検定試験があり、級を獲得することで
自身の知識やお仕事の幅が広がる資格なんです
今回の授業は、フードアナリスト4級取得を目指す講座
教えてくれるのは、
日本フードアナリスト協会の理事を務め、
日本フードアナリスト協会認定講師でもある
青柳崇子講師です
青柳講師は、食にとっての情報がいかに大切かを説明してくださいました
「たとえばメニュー名は、メニューを一番アピールできる場所
『○○産××の●●仕立て▲▲添え』のようなものは
私たちに食の具体的なイメージを浮かばせますよね?
そして私たちは、"食べてもいない"のに、
おいしそうと判断し、期待が高ぶります
口に入るのは最後。
味覚は食の楽しみの5%ほどとも言われているんです」
と青柳講師。
私たちが普段なんとなく判断していることに
こんな心理が働いていたんですね・・納得です
講座では、フードアナリストの資格を生かしたお仕事も紹介
今回取得を目指す4級を獲得すると
できる仕事の一つが「ミステリーショッパー」です。
日本語では「覆面調査員」と呼ばれています
これは、自分が調査員とは名乗らずお客様としてお店に入り、
お客様の目線で、お店の料理やサービスの質を調査する人のこと
「お店に入ったら、何秒で気づいてくれるか。
案内されたテーブルがベタついていないか。
備え付けのペーパーは補充されているか。
当たり前のサービスが当たり前に出来ているか、
そういうところを細かく見るんですよ」と青柳講師
覆面調査員が入ることで、
お客様が求めていることがわかるだけでなく、
お店では覆面調査員が入っていると従業員に伝えているため、
いつもきちんとしたサービスを行えるよう緊張感を保てるなど、
いろいろなメリットがあるようです
探偵みたいで、ちょっとドキドキですね
このほか授業では、
2050年には地球の人口が93億になり、
食糧問題が深刻化すること、
命を尊び、食を敬う「尊命敬食(そんめいけいしょく)」の
考えを広めるフードアナリストの使命、
お店を取材するときの作法などなど・・、
幅広いトピックスを紹介。
際限ない、お仕事の幅広さを感じます。
授業では、検定試験に出題されそうなポイントも
青柳講師がしっかり教えてくれます
フードコーディネーターに限らず、
私たち食に関わるひと、そして一般の方にも、
食がどんな風に生活に影響をして、どんな風に環境に影響しているのかを知るだけで、
生活の少しの部分も変わってきますよね。
この資格を取得し、学生のみんなが将来どんなふうに生かすのか、
とっても楽しみです