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2022.12.23大阪
コンテスト
ネクストバリスタグランプリ大阪予選がレコールバンタン大阪校で開催されました!
美味しいコーヒーを提供するプロフェッショナルである「バリスタ」の技術を競う「ネクストバリスタグランプリ」の大阪予選が開催されました。
レコールバンタンのカフェ学部の学生だけでなく、外部のカフェで働く次世代を担う若手バリスタも混ざっているので、ピリっ としたムードが漂っています。
参加資格はバリスタ歴5年以内で、年齢は問われません。
カフェ・バリスタ・食に関わる学校に通学している学生もしくは、バリスタとして飲食店に勤務している人が現場で活用できるスキルの高さを競い合うのが本大会の目的です。
事前に配布されたレギュレーションを確認しているところです。
今回の予選では、テイスティングとラテアートの2つの分野で試験が行われますが、3つの項目が評価の対象となっています。
まずは、接客サービス。お客さんにどのようなサービスを行い、顧客満足度を上げることができるかというサービスのスキルです。
立ち振る舞い、言葉遣いなども評価の基準になります。
続いて、技術。
ここではドリップやエスプレッソなどのコーヒーを抽出するスキルをチェックされます。
マシンやグラインダーの操作技能なども評価されます。
そして、コーヒーの味が取れているかという味覚の審査も行われます。
本戦まで進んだ人は再度の味覚審査、さらにオリジナルのシグネチャービバレッジを考案 してプレゼンテーションを行い、総合的に審査されるハイレベルな戦いが待っているのです。
質問事項がないか、マシンの基本的な使い方など最終確認を行い、 いよいよ審査が開始されます。
一言も聞き逃さない!という姿勢がひしひしと伝わってきます。
この後、まずは各自10分間の練習時間が与えられ、一人ずつの試験が始まりました。
まずは、カフェラテ 2 杯の抽出作業で競われます。
5分以内に2杯のカフェラテを作ることができなければ失格となってしまいます。
細かく、粉の量や抽出量、ミルクフォームの量、提供温度まで決められていて、ラテアートの絵柄も難易度に応じて加点があるのです。
ここで、あえて難しい柄に挑戦するか、自信をもってできる柄を安定的に仕上げるか、という点も勝敗に差をつけそうですね。
ちなみに、ドリンクを作り直すと減点になるので、失敗は避けたいところ。
ラテアートのルールは予選ではフリーポア(ミルクジャグからミルクを注ぐ動きだけで絵 柄を描くラテアート技術のこと)で、美しいラテアートを描くには適正な量の空気を含んだ、キメ の細かいフォームドミルクが作られているかどうかということが出来栄えを左右します。
少しの手元の揺れや角度の違いで美しさに違いが出てしまうので、大会参加者の中には手が震えてしまう人もいましたが、最後までラテアートを仕上げることができた瞬間は、見ている方もホッとしました。
美味しそうなカフェラテの香りが漂いますが、カフェで味わう雰囲気と今日は全く別物であることが分かります。
注意深く審査員の方の反応をうかがう学生たちの様子は見ているこちらまで緊張で息が詰まるほどですが、審査が終わった後は笑顔で「ありがとうございました!」と挨拶を忘れない様子が清々しかったです。
こちらの会場ではテイスティングの試験が行われています。
3杯のコーヒー/溶液をテイスティングし、3杯の中から異なる1杯を見つけるというものです。
これは3点識別法と言われる方法で、正答率および、正答スピードで審査されます。
あまり迷うことができないのでこちらも緊張しそうな試験内容ですね。
5種類のコーヒー、味覚チェック溶液3種類の合計8種類を当てます。
どの参加者もこの大会にチャレンジする意気込みがただならぬものであることが伝わってきました。
この後は、東日本の予選が行われ、来年の3月に本戦がレコールバンタン東京校の代官山校舎で行われるので、引き続き参加した学生たちにとってはドキドキする期間が続きます。
日々の学生生活の中でも、このように切磋琢磨する機会があるというのは刺激的ですね。