バリスタとして現場で必要とされるスキルを競い合い、バリスタ業界の活性化を目指す大会「NEXT BARISTA GRANDPRIX 2022 東日本予選」をレポート!

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2022.12.17東京

イベント授業/特別講師/講演会

NEXT BARISTA GRANDPRIX 2022 東日本予選をレポート

 

12月17日にレコールバンタン・レーヴ校舎で行われた「NEXT BARISTA GRANDPRIX 2022」の東日本予選(東京会場)の模様をお伝えします。

 

開催時間を前にして参加者たちが「おはようございます!」と会場内へ!

元気よくも緊張した面持ちでの顔合わせとなります

 

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若手たちがバリスタの腕を競うこの大会は、第1回が2019年、第2回が2021年に開催され、2022年が3回目。

東日本(東京会場)と西日本(大阪会場)の合わせて約60名の予選参加者のうちから6人が本選に進みます

 

大会開催にあたっては、注意事項など全体的な説明のあとに、

審査員の篠崎好治講師から「バリスタをやってきた人が、このスキルだけは必要だよねということを審査します」とお話がありました。

 

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大会で行うのは「コーヒーブリューイング(技術審査)」と「コーヒーテイスティング(味覚審査)」。

前者は5分間でカフェラテ2杯を抽出してその技術を競い、後者は3つのカップから異なる飲料を1つ当てる味覚の審査となります!

 

参加者たちは張り詰めた雰囲気の中で、審査員たちの事前説明に聞き入っていました

 

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続いて、審査員の鈴木博人講師からはエスプレッソマシン(SANREMO F18)と、

グラインダー(MAZZER)といった機器についての説明がありました。

 

バンタン生も普段使っていないマシンであることから、

「本当に大丈夫ですか?」「聞いておきたいことはないですか?」と念を押すと、さらに質問がいくつか飛び出します!

 

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その後は緊張からか、再び「しーん」と静かに。

「控室では自己紹介をするなどして、仲良くなってください」と鈴木講師。

「現場で話しかけにくいバリスタがいたら嫌じゃないですか」と冗談交じりに話すと、

そこで笑いがおき、ようやく参加者たちの緊張がほぐれたようです

 

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大会はバンタンの学生はもちろん、すでに社会で活躍する卒業生、さらには一般の応募者もおり、若手バリスタの交流の場にもなります。

 

●いよいよ予選開始!

事前説明を経て、審査へと移ります。2つのマシンが並んでおり、参加者は10分間の練習を済ませ、5分間の審査へ。

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初参加のバンタン生の中には、大会特有の緊張もあってか一発でキマらず、

時間を少しオーバーしてしまい、いつも通りにいかずに首をかしげながら進めていく人も。

 

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卒業生で何度もチャレンジしている参加者は、落ち着いた様子も見られます。

スチームミルクをハートの形になるようにゆっくりとそそいでいきますが、終始真剣な様子が伝わってきますよ。

 

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それぞれの審査が始まる前には、手をあげて元気よく名乗ります。若手のバリスタらしくフレッシュな感じが伝わってくると、気持ちがよいものですね。

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参加者のひとり、レコールバンタン東京校2年生の小見山さん。

2つのラテの抽出をテンポよくこなし、どことなく手慣れた様子も感じられました。

 

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あとで聞いてみると「常にできるようにしているので」と頼もしいコメント。

「でも、もっと練習すればよかったなぁ」とも。

3分過ぎに余裕をもって「終わります!」との合図をします。

 

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審査はバリスタでもある講師が一人ひとりに対して行いますが、人によって味や口当たりに大きく違いが出るのだそう。

エスプレッソの抽出からミルクのキメ、温度なども判断材料になるとのことでした。

 

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本選とは異なり、予選はみんなが同じ条件で争います。審査を通して、誰が本選への切符を手にするのでしょうか。

 

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●控室をのぞいてみると

大会ではどうしても待ち時間が長くなりますが、控室の雰囲気はどうでしょうか。

少しのぞいてみると和やかな様子。

「冒頭の鈴木バリスタの一言で、場の雰囲気がほぐれた」との声も。

 

先ほど技術審査を終えた小見山さんとともにインタビューに応じてくれたのは、その後すぐに本番を迎える1年生の富濱佳菜さん。

 

学校生活について尋ねると「先生方がとても接しやすいです!」とのこと。

大会前日はアルバイト先で3時間練習させてもらったと話します。

 

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さて、その練習の成果は発揮できたでしょうか。

 

そして、こちらはバンタン卒業生の2人。岩村汐遠さん(左)と飯田夏樹さん(右)。

岩村さんは2021年大会の準グランプリでもあり、飯田さんとともにファイナリスト経験者でもあります

 

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技術審査を終えた岩村さんにバンタンでの学びについて尋ねると、

「社会でめっちゃ役立ってます」

「基本をしっかり学んだので、何をやっても大丈夫という自信になった」と話します。

 

飯田さんは”No title coffee”という屋号でも活動しており、この大会について「参加費が無料なのは、若手にとってはありがたいこと」

「コミュニケーションの場になればと思って参加しました」とのことでした。

 

その後、本番に向けて着替えを済ませ、ビシッと決めて元気よく審査の場に登場!

 

 

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練習中も時間が余るほど気合が入っていて、その後元気よく審査を開始。

わずか2分台で2杯のラテを仕上げていました。普段通りの味が出せたでしょうか。

 

●テイスティングの審査の様子は?

ブリューイングと並行して行われるテイスティングの審査。

こちらは篠崎好治講師と佐藤宇宙講師がメインで審査を行いました。

 

テーブルには黒いカップがずらり。3つのカップで1セットとなっており、その中に1つだけ含まれる異なる飲み物を三点識別法により判断します。

 

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カップが黒いのは色で識別できないようにし、純粋に味覚だけで分かるように、とのこと。スプーンですくったり、直接カップを口にしたりして味を確かめます。

 

参加者たちが退場したあと、審査員がテーブルに〇と×をつけていきます。

全問正解者が出たときには、審査員たちから「おぉー!」と静かな拍手が巻き起こっていました。

 

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一般の参加者もいるため、服装もそれぞれのスタイルで、研ぎ澄まされた自身の感覚で大会に臨んでいました。

果たして結果はいかに?本選へ進める人も、あえなく予選止まりの人も、大会を通してきっと何かをつかめたことでしょう

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