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2023.12.16東京
イベントコンテスト
レコールバンタンが主催する、バリスタとしての総合力を競うコンテスト「Next Barista Grand Prix 2023」
2019年からスタートした大会です。
「バリスタにとって本当に大切なことは何か?」をトップバリスタや業界関係者と考え、
4つのポイントにたどり着きました。
①接客(サービス) ②技術(テクニカル) ③味覚(センサリー) ④オリジナリティ・プレゼンテーション
出場資格は、バリスタ歴5年以内のすべてのバリスタです
今回は、12月上旬に行われた「Next Barista Grand Prix 2023」東日本予選大会をレポート!
評価項目は、「コーヒー ブリューイング(技術審査)」と「テイスティング試験(3点識別法でのテイスティング)」です。
競技を終えた出場バリスタに数名インタビューを行いました!
- 1.「SNOW BEANS COFFEE」杉下 達海さん
「技術審査では、カフェラテ2杯を提供すること、バリスタとして大切にしていることをプレゼンすることが求められました。
私は、お客さまのニーズをくみとって新しい体験を提供すること。
今、ラテアートまでを自動で提供できる高性能なカフェラテマシンが登場しています。
単にコーヒーを淹れるだけでなく、
お客さまに新しい経験を提供することがバリスタとして必要ではないかと考えています」
と、杉下さん。
――― 「Next Barista Grand Prix 2023」をどのように知りましたか?
「井崎英典さんのSNSかと思います。同僚の山崎哲さんも出場しています」
――― 他の大会にも出場されていますか?
「SCAJの『ジャパン カップテイスターズ チャンピオンシップ』にチャレンジしました。
ですので、センサリー(味覚試験)は重点的に勉強しました。
今回の『テイスティング競技』は8問ありましたが、水の硬度違いや、コーヒーの焙煎違い、
プロセス違い、牛乳の脂肪分の違いなどが問われました」と振り返ります。
- 2.レコールバンタン卒業生・「SNOW BEANS COFFEE」山崎 哲さん
2023年3月に、1年制バリスタコースを卒業した山崎さん。
――― 出場した理由は?
「去年も出ましたが惜しくも本選には進めず。1年の実務経験を積み、
さまざまな豆に触れてきたのでチャレンジしたいと思いました。
特に『センサリー』に力を入れています。『SNOW BEANS COFFEE』では、
Cup of Excellence(以下COE)品評会で評価されたトップクオリティの豆を淹れることができます。
また、COEの豆を使ったカッピング会も参加できます。
なので、テイスティング競技では、プレッシャーも感じます(笑)」
――― レコールバンタンの思い出は?
「コーヒーだけでなく、アルコールや紅茶など飲料全般を学ぶことができました。
入学時は24歳で、約20名のクラスメイトのうち4割は社会人でした。
高校を出てすぐの人もいれば、大学から転学した人もいて、さまざまなバックグラウンドの人が学んでいました」
――― 特に印象的な講師は?
「飲料専門家・江沢講師です。実は、SNOW BEANS COFFEEともご縁が。
ドリップコーヒーのレシピをご監修くださっています」
――― 予選は、2つの競技があります。どちらが緊張しますか?
「カフェラテの提供です。カップを持つ手が震えないか……緊張が表に出やすいので。
また、お店で使っているマシンとは機種が異なるので、練習時間で慣れないといけませんね」とコメント。
- 3. レコールバンタン卒業生・「Antonic」本多 勇陽さん
2022年3月に、「週3日バリスタ専攻」を卒業した本多さん。
中目黒のジン専門店「Antonic」でバーテンダーとして働いています。
若干22歳にして、系列店「CELLAR - Spirits&Coffee -」のプロデュースを一任され、
現在はメニュー開発から発信までトータルで携わっています。
――― 「Next Barista Grand Prix 2023」に出場した理由は?
「純粋に面白そうだな、やってみたいなと思ったからです」
――― なぜ、卒業してから出場してみようと?
「今、ジン専門店に勤めていてコーヒー業界から多少距離を置いています。
スタイルが違うので、あえてチャレンジしてみようと思いました」
――― 競技の感想は?
「緊張しました!エスプレッソマシンも触っていなかったので、カフェラテがいちばん緊張しました。
味覚試験はシビアな違いがあり、思っていたよりも分かりやすい3点識別でした」
――― レコールバンタンの思い出は?
「ファントムロースターブランド”SIGN COFFEE FACTORY”。
応募したものの、小さいチームで動いていたようで参加はできていないのですが……
授業外で、実践的な取り組みができるのがいいなと思っています」
――― 今後の展望は?
「現場以外で、できることを増やしていきたいです。
例えば、商品プロデュースや、スピリッツイベントを開催することも。
現在、蒸留所さんとコラボレーションして、お酒のプロデュースも進行しています。
テーマ、ネーミングを決め、オリジナルを開発する面白さがあります。
働きながら、独立できるような素地を作っていきたいと思います!」
- 4. レコールバンタン在校生 青野 美月さん
――― 競技はいかがでしたか。
「詰めが甘いなと思いました。
プレゼンしながら、ソーサーの向き、カップの汚れ、ラテの温度にまで気を配りながら、
提供するのは難しかったです。エスプレッソがハネてしまっていることに、出してから気付きました。
バリスタとしての自己PRを話すことでいっぱいいっぱいになってしまい……悔しいです。
でも、自分の実力を見直せる良い機会でした。店頭で働くときも、より注意深くなれると思います」
――― 現在は、Amameria Espressoでアルバイトしていらっしゃるんですね。
「そうなんです。地元が仙台なのですが、仙台の有名な焙煎士さんに、
「東京で、オススメのカフェを教えてください」といって教えてくださいました。味への熱意はどのお店よりも高いと感じます。
今は、ドリップと先輩が作るスチームのミルクを使ってラテアートを担当しています。
雇っていただいてから約1年半が経ちますが、ドリップの器具を買って、家でも練習しています」
――― 「Next Barista Grand Prix 2023」に出場するメリットは?
「自分に足りないものを見つめ直せること。去年は出場する自信がなかったので、
今年こそはと思いました。今回、提供するうえでの品質コントロールができていないと気づきました。
カフェラテは、2年前と比べればできるようにはなりましたが……まだまだです」
12月23日には、西日本予選が行われました。
「Next Barista Grand Prix 2023」本戦は、24年3月に実施予定!
K087
果たして、栄光を手にするNEXT Baristaは?
ご期待ください!!